lionusの日記(旧はてなダイアリー)

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原因をさぐる統計学 共分散構造分析入門

原因をさぐる統計学―共分散構造分析入門 (ブルーバックス)

原因をさぐる統計学―共分散構造分析入門 (ブルーバックス)

20年以上前の本ですが,読んでよかったです。
共分散構造分析とはどういうものなのか,バランスよく解説されている印象を受けました。一般の読者向けに,数式はほとんど出てこないのも有難いです*1
パラパラとめくってみて数式出てこないな〜,ブルーバックスだしさらっと読めるかな〜と思ったら,結構じっくり読んでしまいました。
グラフィカル多変量解析―AMOS、EQS、CALISによる 目で見る共分散構造分析

グラフィカル多変量解析―AMOS、EQS、CALISによる 目で見る共分散構造分析

昔これを読み,
SPSSとAmosによる心理・調査データ解析[第2版]

SPSSとAmosによる心理・調査データ解析[第2版]

そしてこれ(今は第2版ですが,lionusが持っているのは初版)を手引きにしてシンプルなパス解析を行ったことがあります。
でもやっぱり共分散構造分析,さっぱり分からんわ〜と思っていますが,本書を読んでみてああそうなのかと発見があちこちにありました。
何か特定のテーマについて勉強するときには,まずこれ!と決めることなく,数冊は読んでみる=同じようなことを少しずつ違った表現で何度も通過させることが,lionusのような大雑把なザル頭には丁度いいみたいですw

*1:数式はほとんど出てこないですが,著者先生方はガチの専門家なので,その気になれば数式だらけの記述になるはず・・・よく分かっている人ほどシンプルに説明できるという一例のように本書を読みました。