lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

総務省「通信利用動向調査(世帯編)」データその2。

H23からの調査は,ソーシャルメディア利用と回答した場合,ソーシャルメディア利用目的について複数回答形式で尋ねています。
H23からH25にかけて,調査項目の変遷がありますので,各項目の回答率など単純比較できないのに注意する必要があります。
何となく,分類(次元圧縮)がしてみたくなりました。まずH23の「その他」を除く7項目の主成分分析(主成分数2,プロマックス回転)から得られた成分負荷量をもとに2次元プロット図を作ってみました。

X軸がボランティア(マイナス側)―非ボランティア(プラス側),Y軸がギブ(プラス側)―テイク(マイナス側)?
同じ趣味嗜好を持つ人を探す,従来からの知人とのコミュニケーションなどはギブもテイクもどちらも同じくらい含むのでY=0上にあるということかな〜
「災害発生時の情報収集・発信」が新設され,「同じ趣味嗜好を持つ人を探す」「自分の交流関係を広げたい」が1項目にまとめられたH24はこんな感じ(主成分数2,プロマックス回転)。

よく分からなくなりました。
H25はH24と同じ項目に加え「ストレスを解消するため」「ひまつぶしのため」「現実から逃避するため」の3項目が新設されました。主成分分析したところ,成分数は3(プロマックス回転あり)になりそうでしたが,とりあえず2つの成分について2次元プロット図を作ってみました。

X軸:ソーシャルサーフィン(マイナス側)―ソーシャルネットワーキング(プラス側),Y軸:ギブ(マイナス側)−テイク&ギブ(プラス側)かな?
原点近くの「ストレス解消」「現実から逃避」は成分1および成分2どちらの負荷量も小さく,成分3に負荷量(このプロット図に使っていない値)が大きいことから,ソーシャルネットワークを構築・強化するという目的とはまた別の,ソーシャルメディア消費(依存?)とでもいえる別要素な気がします。