lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

年末年始帰省総括。

lionus妹の「憑物」が落ちた(かも)。

数年以上前から,lionus妹がどこかあらぬ彼方に”逝っちゃって”いるのではないかと,常に案じていたのですが,lionus同様,人のいうことを聞かないという性質があるので,何とも言えず”生暖かく”見守っておりました。
1年振りに実家に帰ってみると,今までの方向性から一転,某資格試験合格を目指して昨年春頃から宅勉に励んでいるそうです。というか,励んでいる姿を目前にしてびっくりしました。
しかし,心より安心しました。合格するかどうかは分かりませんが,今までのあやうげな歩みがなくなったような気がしているからです。
ただ,職業に直結する資格をとるという世間一般的な”堅実さ”そのものに安心したわけでは,決してありません。今までの精神世界系志向は,彼女の本質とは相容れないような気もしていたし,また,人間としての健全さを損なうような気がしていたので,今までの方向性をやめてくれるなら実は何でも(lionusにとっては)よかったのかもしれません。*1
我が妹ながらナンですが,お勉強は出来ると思っているので,ストレートでいけるかどうかは分かりませんが,多分合格するような気がします。

お宮参りの神社に??年振りに詣でる。

lionus妹はリアルな夢を日常的にみるらしいのですが,その中で印象的だったものをいくつか話してくれました。
その中に,非常に興味深く,かつ,リアルと結びついているものがあったのが非常に不思議でした。
そのいくつかの夢の中で,「岩瀧神社」の「黒字に赤字」で書かれている御守りが一番勉強に御利益があるとかいうものがあったそうです。
その夢の中にはlionus本人も出ていたそうですし,かなりはっきりした内容だったので,lionus妹はlionus母に「岩瀧神社」に心当たりはないかと尋ねたそうです。
驚くなかれ,それは,lionusがお宮参りした神社だそうです。
そして,その神社についてもlionus妹の夢には出てきていたらしく,急な坂を登ったところにあると示されていたそうです(実際そうです)。
いずれにしても,lionus妹はlionusがお宮参りした神社のことなど知っているはずもないので,*2その神社の名前と所在地の特徴を的確に夢見たのは奇妙な偶然でした。
そのlionus妹の夢見た通り,「一番勉強に御利益がある」ならば,資格試験勉強中のlionus妹にはその御守りがぜひとも必要ですし,職業柄lionusにとっても有益です。
したがって,帰省中にその「岩瀧神社」にお参りしてみることにしました。
lionus母のPCを借りてGoogleMAPで検索し,場所を確認していたところ,lionus母が「連れて行ってあげるよ」と言ってくれたので,次の日二人で電車で出かけてみました。

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最寄り駅のJR海田市駅に降りてみて少々びっくり。
だってあまりにも田舎なんですもの。
駅北側の駅前の道は車一台しか通れない一方通行・・・さすがに南側は少々開けている様子でしたが。
予想以上の鄙びた様子にびびっているlionusをよそに,さすが昔住んでいた強みで,lionus母はずんずん目的地に向けて歩いていくので,ともかくもついて歩いていきました。
一応,GoogleMAPで場所を確認していたのですが,古い町並みで道が曲がりくねっている箇所が多く,もしlionusひとりであったら絶対道に迷っていたと思います。
「確かここから上がったと思うんだけど」とlionus母がウン十年昔の記憶を頼りに示した道は,とてもとても頼りなく細い道で,「ホントにお宮参りレベル神社に通じる道なのか?」と一瞬思ってしまいましたが,もうどこかどうだか分からない状態だったので,lionus母の記憶に頼り,その道に分け入って上っていきました。
lionus妹の夢通り,距離は短いながら,転げ落ちるのではないかと思うほど急な坂で,坂を登り切って神社にたどり着いた時には,心臓が破れて死ぬかと思いました。つい,lionus母に「ちょ,ちょっとそこのベンチで休もう・・・」と白目むきながら言ってしまいました。
一息ついた後,お詣りさせていただきました。
元日でなくても,それなりに繁盛していて,地元では古い由緒ある神社であるように感じました。・・・というか,実際地元に住んでいた頃,「お宮参り」させていただいたのですから,当然といえば当然ですが・・・
お詣りさせていただいた後,lionus妹が夢に見た「黒地に赤字」の御守りを探したのですが,それらしきものはなかったので,色合いが似ているものを,lionus妹の分までいただきました。
おみくじもあったので,やはり妹の分も合わせてひいてきたのですが,lionusのひいたおみくじの裏面に記してあったことがなかなか衝撃的でした。

ぱっと明って消え行くような,花火信仰じゃたよりない
苦しい時にはやれ神様と騒ぎ立てる。嬉しい時にはそれ神様と拝み立てる。が平穏無事の日が続くと,ケロリと忘れて拝みもせぬ。線香花火の様な信仰では駄目である。神様と共にふし,神様と共に起き,永久に変わらぬ信仰,動かぬ信神が大切,無事の御恩を味わい知るべきであろう。

・・・色々やむにやまれぬ事情の故といえ,お宮参りさせていただいた神様に長らくご無沙汰であったことの失礼さを知らされたような気がしました。
大変,恐縮する思いでしたが,今まで封印されてきたことがやっと解けたような気もして,非常に前向きな気持ちになれました。
今後はちゃんと節目節目にはお詣りとご報告をさせていただきたく存じます。

*1:精神世界系を否定しているわけではありません。lionus妹には合わないとずっとずっと感じていただけです。

*2:lionusは広島出生だが,lionus妹は関東で出生し,かつ,lionusが生まれた当初の地元には様々な家庭の事情のため訪れる機会がなかった。