lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

蟹太陽アメリカのモンロー主義と引きこもり。

トランジット冥王星の射手→山羊へのイングレス,lionus猫の周辺で小さく盛り上がっておりますが・・・
10月9日の記事で蟹太陽のアメリカについてこんなことを書いたところ

蟹座の特色のひとつとして「攻撃は最大の防御」ということがあります。
冥王星がきたら,それが裏返って「最大の攻撃は防御」→「ひたすら守りに入る」→「モンロー主義」か?と,lionusの口をついて出ました。

友人のM氏から,次の記事を教えていただき,戦慄しました。

アメリカの選択」
金融危機に歯止めをかけるはずだった金融安定化法案が下院で否決され、ニューヨーク株式市場は「史上最大の下げ幅」を記録し、アメリカ発の金融危機が世界同時株安へと連鎖しようとしている。
そうですか。
法案が否決された理由は「高給取りの金融マンを救済するためになんでワシらの税金を投入せにゃならんの」という選挙民の感情に配慮したためだそうである。
11月に下院選挙があるので、ここで民意を逆撫でするような投票行動を取ると落選する可能性がある。だから、世界株安になろうと、世界各地の金融機関がばたばたつぶれようと、「オレの選挙」の方が優先という政治家心理が働いた結果だそうである。
(中略)
アメリカの議員もやっぱりバカなんです。

http://blog.tatsuru.com/2008/10/01_1923.php

アメリカ下院の議員が,世界全体のことよりも自分身辺の都合を優先しちゃったら(=蟹太陽的身内限定防御),大変なことになっちゃったということです。
内田樹先生のブログは,lionusもRSSで購読しているので,上記記事は拝読したはずなのですが,読んだ当初は自分フィルタをすり抜けてしまっていたのだと思います。しかし,Tせんせいに「モンロー主義」と口走った背景には,恐らく,一旦フィルタをすり抜けたとしてもこの記事が頭の底のどこかに引っ掛かっていたのだと思います。
その後,日経NBオンラインで金融のかつてのバリバリ実務家の方が,同じような意味合いの発言をされていたのに,再度衝撃を受けました。

Y 米国はおそらく引きこもりに入りますね。
倉都 間違いないんじゃないですか。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20081015/173965/

ぐはあ。
引きこもり。
上記記事は前回の分も含め,おすすめです。
経済音痴のlionus猫にもとってもやさしくて分かりやすいです。