甲子園球場物語(甲子園は獅子座生まれ。)
- 作者: 玉置通夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/07
- メディア: 新書
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甲子園は1924年8月1日に「甲子園大運動場開き」ではじまったそうです。獅子太陽生まれさんですね。あと,甲子園の名の由来はその誕生の年が干支の「甲子」に当たることから付けられたというのはよく知られていますね。
lionusは特に熱心な野球(あるいはスポーツ)ファンではありませんが,甲子園を舞台にした春・夏の高校野球大会を見るにつけ,甲子園球場とは特別な場だなと思っていたので,ちょっと読んでみる気になりました。
甲子園球場は,野球だけでなくアメリカンフットボールの試合にも使われる(甲子園ボウルとか)とは知っていましたが,かつては球場の中に屋内プールやバスケットボール等の出来る屋内運動場があったなんて知りませんでした。*1トリビアでした。
他にも,色々と興味深いエピソードが出てきて楽しめるのですが,本書の面白さは甲子園にまつわるあれこれが読めるというのにとどまらず,その時々の社会との関わりという視点から書かれているところにあります。
スポーツ社会学という分野もあるそうですが,本書はその分野の資料としても結構イケてるのではないかと思いました。