土星とメランコリー―自然哲学、宗教、芸術の歴史における研究(占星本ではありません。)
- 作者: レイモンドクリバンスキー,フリッツ・ザクスル,アーウィンパノフスキー,榎本武文,加藤雅之,尾崎彰宏,田中英道
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1991/05
- メディア: 単行本
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占星本としての認識ではありませんが,土星の象徴について理解を深めるためには非常に重要な文献だと思います。
タロットの象徴解釈(「運命の輪」とか)にも参考になりそうなところもありました。
四気質説とメランコリーについての記述は,心理屋にも興味深いところです。
しかし,副題通り「自然哲学、宗教、芸術の歴史」についての研究なので,普段この手の本を読みつけておらず,そもそも当分野の知識が全く不足しているlionus猫にはかなり難解な本でした。やたらと分厚いしさ(674ページ)。
一応本文は通読しましたが,いつか頭の中で何かが発酵してこなれた頃に,今度は後半の訳者解説を読んだ上で再読してみたいです。