lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

遅刻してすんません。

モデム配達を待つため日曜の朝にちゃんと起きたので、研究会には先月のように寝過ごすことなく、遅刻しながらも参加してきました。

  • 最初の発表は、成績処理における統計の使い方のお話のようでしたが、途中から拝聴したので、さっぱりポイントが分かりませんでした。残念。
  • 多分、原理主義的に突き詰めていくと、教育(時に医学)での統計利用には誤用(誤解)が多いということを指摘されていたのでしょう。
  • (教育分野でも似たような傾向がありますが)医学分野では確かに数理的に分かった上で統計を使うということの重要性は言われてはいますが、SPSS等統計パッケージを利用してブラックボックス的に統計活用している現状があります。ただし、あんまりおかしなことはしてはいけないよ的に「ガイドライン」等は存在しています。ブラックボックスとして扱うにも、ある程度の矜持が必要というノリです。心理学分野でも似たようなものですよね。
  • 理学系の方から見ると、そのブラックボックス的な使用が許せないこともあるのだと思います。これは「文化」の違いでしょう。医学では、なぜそれが効くのか分からなくても、それを適用したら効いたのでやっているという治療が多々あります。お医者ではないので、具体例を挙げるだけの自信がないですが、結構「テキトー」な部分もあるなあと思います。そもそも人体は「未知なる小宇宙」ってやつで、昔に比べればお蔭様でかなりの部分解明されたといっても、まだまだ不思議だらけですから、ブラックボックスとして扱うこともできないと*1怖くて何も治療出来ないです。
  • 一方、理学は「なぜ」を突き詰めブラックボックスを無くしていこうとする分野ですから、相容れないのも無理ないな〜と思ひました。
  • どこそこに行ったら面白いものが見られるので来てくださいという広報の仕方は、ちょっと違うかもしれないけれども、「正解はCMのあと」は逆効果、という最近話題になった記事をふと連想してしまいました。

*1:ブラックボックスの中身を解明することも医学の使命ですが;でないと進歩がないし。