lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

呑み過ぎ。

春の山崎ウイスキー工場見学に続き,今度はサントリー京都ビール工場の見学に研究会関係+αの人と行ってきました。
今回は,ザ・プレミアム・モルツ講座というコースでした(普通の見学コースとはまた別のものだったようです)。
まず,お部屋に案内されて,「ザ・プレミアム・モルツ」について,こんないい材料を使って大事に作ってます的なレクチャーを受け,プロジェクトX風味の開発者の苦労話VTRを鑑賞した後,実際の工場ラインに案内されます。
原料の麦から麦汁を煮詰める釜のある場所は,当日は作業は行われていなかったのにも関わらず,余熱のせい(多分)でとても暑かったです。作業が行われていなかったので釜に触ってもよいということで,少し触ってみたのですが,銀色のピカピカな表面にペタペタと各人の手の脂で手跡がついてしまうのが申し訳ない気がしました。多分,見学者が帰った後磨きなおすのだろうな〜と想像してしまいました。
煮詰めた麦汁をろ過するラインとか,ろ過した麦汁を熟成するラインとかも通路の窓から見学したのですが,案内のおねいさんの言によると,衛生面を考慮して,ライン内にはメンテナンス時以外は人が入らないシステムになっているのだそうです。確かに,無人でした。
圧巻は,完成したビールの缶詰作業ですが,当日はラインが動いていなかったので,実際に動く様子は見られず残念ではありました(よってVTRで見学)。
缶詰作業室の天井が斜めになっていたのですが,これは,ラインを洗浄する際,水蒸気が天井にのぼり水滴になってついても,天井が斜めであれば一方に流れるため,万が一水滴がライン内に滴り落ちないようにすることができるのだそうです。
また,衛生面の配慮としては他にも,缶詰室は外より気圧が高めになっているそうです。「なるほど」とlionusが感心していると,NB先生がいきなり「何で気圧が高いと衛生的なん?」と尋ねてこられたので,「空気は気圧の高いほうから低いほうへと動くので,気圧が他より高いと外からホコリなんかが吹き込んでこないからじゃないですか」と言ってみました。多分,これで正解なのだと思いますが,もし間違っていたら嘘を言ったことになってしまうので,ぜひご指摘ください。
工場見学後は,最初通された部屋に戻り,ビールの試飲(嬉
係のおねいさんが注いでくださった「ザ・プレミアム・モルツ」をひとりひとり受け取り,席についてまず一杯。このビールを飲むのは数回目でしたが,最初に薀蓄を拝聴し,生産ラインを見学した後だとより一層美味しく味わえました。非常に香りがよいビールです。
次に,「ザ・プレミアム・モルツ」の美味しい飲み方講座,と称し,グラスへの注ぎ方を工夫することで美味しく味わえることを教えてもらいました。

  • グラスを机の上に置き,少し高いところからグラス3分の1くらいビールを注ぎ,しっかりした泡を立てる
  • グラスを手に持ち,傾け,泡をつぶさないよう,泡の下をくぐらせるように残りのビールを静かに注ぐ
  • 泡がグラスのふちから盛り上がるくらい注いだら終わり→飲む

缶から直接飲むのと,上記のようにグラスに注いで飲むのと比べてみましたが,全く味が違うのに少しびっくりしました。グラスに注いで飲むほうがまろやかになって断然美味しいです。
以上,昼間からビールを飲んでイイ気分になっていたのですが,次に予定していたイベントまでには時間があるということで,春に行った山崎ウイスキー工場へタクシーで移動することに(汗
山崎ウイスキー工場に着くと,見学はパスして,テイスティング・バー(有料)で各種ウイスキーをあれこれ試飲しました。
もうこの時点で随分呑み過ぎなのですが,JRで京都に移動し,上七軒のビアガーデンに行きました。
普段はなかなか気軽に接することのできない舞妓さんや芸妓さんが席をまわって来てくれるので,何がどうというわけでもないのですが,夏の夜しか味わえない風流という感で,味わい深い時間を楽しめます。
上七軒イベント企画担当のY先生が,いつの間にか「社長」と呼ばれているのには笑ってしまいました。
非常に暑い一日でしたが,随分とリラックスして楽しめました。
見学コーディネートしてくださったTさん,上七軒企画のY先生,どうもありがとうございました。