lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

顔に出る。

高橋大輔が銀、日本男子で初 世界フィギュア(asahi.com)
世界フィギュア,高橋くん銀メダルよかったですね!日本男子初のメダルです。
一方,残念だったのは織田くんです。21日のTVでのSP滑走前,顔色が紙のように白いので,ぎょっとしました。かなり緊張して血の気が引いているのではないかと心配になりましたが,SPの演技に入る際,むっちゃ笑顔だったので,ホッとしたのも束の間,ジャンプ失敗など,不本意な演技内容で,TVの前で悲鳴をあげてしまいました(一人で観ていてよかった)。
さらに残念だったのは,昨シーズンでやってしまった,同じ種類のジャンプを規定以上の回数跳んでしまう失敗をまた繰り返してしまったことです。前半のジャンプの失敗を取り戻そうと,滑りながら演技構成を変えるのは向上心の現れではありますが,同じ失敗を繰り返すのは駄目ですよ・・・
一方,演技直前のインタビューでの高橋くんは,1年くらい前の長髪&ソース焼きそば(マヨネーズがけ)のような髪型+うすら髭から,がらっと変わり,さっぱりとしたシャープな黒髪+きちんと髭そり済のスタイルで,非常に男前に見えました。また,昨年はインタビューでもどこか目が泳いでいるというか心ここにあらずという風が目立っていたのが,しっかりとした受け答えをしている様子で,今年は去年とは違うぞという感がしました。
ソースヤキゾバンな高橋くん
トリノの高橋くん
今年,銀メダルの高橋くん
果たして,SPはほぼ完璧,FPも手をつきながら4回転を意地で決め,総合で銀メダルの快挙でした。FPで,最初の4回転で手をついたところで「うわっ」と思ったのですが,後半彼の見せ場のステップが始まると会場の応援の歓声がすごく,その応援の声が渦を巻いて彼を後押ししているようでした。TVで観ているだけでもゾクっとするようないい演技でした。
フィギュアは演技力を必要とする競技ではありますが,顔(顔色)はその時の調子を正直に語るものなのかなと思いました。
ちなみに,金のジュベール氏については,SPの時から失敗する(負ける)感じがしませんでした。SPは昨年トリノオリンピックと同じ「007/ダイ・アナザー・デイ」だったのですが,昨年の印象と全然違うのにびっくり。昨年は「007?ハァ?」と感じてしまったのですが,今年はカッコ良く見えるのなんの。007は超人的なスパイですが,彼も超人的というか(いい意味で)正確な機械のようなプログラムを魅せてくれました。