lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

気になる。

今日はlionusの所属する大学(=母校)の修士の修了式だったようです。
lionusの頃と違って,今年度はロースクールの修了者も含まれていたようで,式の時間が思いのほか長時間になった模様です。延び延びぐだぐだで,居眠り必至だったとか・・・?
まあ式そのものは無事に執り行われたようですから,それはそれでよかったです。無事修了された方にはお祝い申し上げます。
この日のタイトルの,「気になる」というのは,少し前大学図書館で見かけた中年男性のことです。
一階座席で,lionusが調べ物をしていたら,同じ机の斜め向かいにスーツを着た中年男性がコートを着たままどかっと着席しました。
その動作は,シーズンオフの静まり返った大学図書館の中では少々粗雑でしたので,思わずチラ見をしてしまいました。机の上には,成績表らしきものが広げられていました。その成績表をしげしげと眺めている様子でしたので,「はああ,今日は大学院の成績発表だったのね」と少し合点がいき,再び自分の調べ物に没頭していました。
それから数分経過して,その中年男性はなにやらブツブツ独り言をし始めました。
はっきりとは分かりませんが,「信じられない」とかいう感じのことをつぶやいている様子です。何分もずーっと成績表を眺めながら,憤懣やる方ない表情でブツブツ言いながら頭をかきむしっています。
本人に確かめた訳ではないので,本当かどうか分かりませんが,多分,大学院の単位を落として,予定通り修了できなくなったのではないかと推察しました。
学部からストレートで進学した若者でも,大学院修士を2年で修了できない,というのはかなりのショックだと思いますが,若者と違い様々な制限を課せられていると思われる社会人学生の方の場合はなおさらではないでしょうか。
まあ,大学院で科目を落とすというのは本人にそれなりの落ち度があったせいもあるのでしょうが,最低半年は修了が遅れるとしたら大変気の毒だと感じました。
近年は,若者が集まらないから社会人に門戸を広げる傾向がありますが,大学・学生ともによくよく考えないといけないと思いました。