lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

JSTSS第6回大会1日目。

JSTSS第6回大会でポスター発表をしてきました。
朝早くの飛行機で羽田に向かったのですが,12時までにポスターを貼ればいいということだったので,確実に時間を計算できるモノレールや電車ではなく,ちょっと気分を変えて新宿までの(新宿に宿をとっていたので)リムジンバスに乗ってみました。
いやはや東京の渋滞を甘くみておりました。
高速のはずなのに,低速もいいところ。
どなたかが,首都高速を「世界一長い駐車場」と称していたそうですが,まさにその通りです。
会場の武蔵野大学に着いたのは11時半頃でした。何とかポスター張り出し期限には間に合ったのでよかったですが。
ポスターセッションは17時からでしたので,講演2題を聴講しました。

  • タイトル:「PTSDと脳科学‐現状と展望‐」加藤 進昌(東京大学大学院医学系研究科精神医学部門)→予想通り海馬の話が出てきました。聴衆のレベルに合わせておられるのか,ウイットに富みかつ明快でシンプルな(必要以上に難しくない)お話でさすがと思わせる内容でした。
  • タイトル:「宗教学からみたグリーフ」田中 教照(武蔵野大学)→武蔵野大学って仏教系だったんですね。仏教からみた悲嘆について解説されておられましたが,この学会でこういうお話をお聴きすることができるとは思いませんでしたので,よかったです。この学会ではどうしても精神医学・臨床心理に直接役立つ話題がメインになる傾向がありますが,こういうお話は教育講演として適していたと思います。*1

夕方のポスター発表はおかげさまで無難に済みました。
学問的に鋭い質問が出るというよりも,「面白い」とか「よく分かります」とおっしゃっていただけたのは嬉しかったです。
ただ,偉い先生から,「結構相関高いのが出てますね」とおっしゃっていただけたのは大変心強かったです。
反面,早く何とか形にしないといけないと自らにプレッシャーがかかりました。
発表はある意味気楽なものなのです。paperにすることが大事なんです。

*1:今現在病気の人,困っている人を何とかしないといけないので,その”方法”が最重要話題になるのは当然なのですが。