lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

広大の思ひ出。

上記の質問を受ける前にしていた講義で「刻印づけ」の話題からどんどん脱線していった挙句,たどり着いた広大ネタです。以前,日記に書こうとして忘れていたのを思い出したので書きます。
広島大学は,広島市中心部の街中キャンパスから東広島市の山の中へと,1982〜1995年の間に各学部が次々と移転していきました。lionusが大学入学後,広島の実家に帰省したときに,その新たなキャンパスはどんなところなのか知りたく,親に車を出してもらい連れて行ってもらいました。
高速を使い,大学最寄のインターまでは1時間もかからず快適なドライブでしたが,下の道に降りてからが大変。どこを行けばよいのか案内板など助手席から目をこらして見回してもさっぱり見つかりません。田舎道をさまよっているうちに,「広大生協指定」と記してあるGSの看板などが見え,広大付近には来たようだ・・・と思っているうちいつの間にか構内に入っていました。

lionus&lionus母:は〜,やっぱり新しいからきれいだねぇ。それにしても広いけど人がいないねぇ(日曜日でした)。

徐行して構内をぐるぐる廻っていると,向こうの方から何か変なかたまりがやってきます。そのかたまりは結構なスピードでどんどん近付いてきて,正体がはっきりしてきました。
野犬の群れでした。
またその野犬たちが訳分からんというか不気味というか由来不明で怖いのです。
普段身近で見る犬は,純粋種か,雑種でも柴犬系とか,テリアの血が入ってそうだ,など由来がある程度推測できるケースが多いです。しかし,広大の野犬たちは,何がどう入り混じってこんなになったのか分からないほど多様な外観で,かつて見たことのないような模様の入り方や,体つき,顔つきに野性味が加わり意味不明な凄みがありました。
とりあえず犬を轢いたらまずいから停止しよう,と止まってみたら,あっという間に野犬たちに囲まれ,期せずしてサファリパーク状態を味わうことになりました。
しばらくすると,こいつらからは何ももらえないとでも思ったのか,群れはどこかに去っていきました(ホッ
広大に行った友人に聞くと,「食堂のおばちゃんが残飯をやるから(居着いてしまい)いけんのよ(怒」ということでした。
さてそれから何年も経った2002年に,日心に参加するため再び広大を訪れました。さすがに今はもう野犬はいないだろうと思ったら,校内にこんなポスターが:

先日×月○日に,女子学生が野犬に襲われました。皆さん気をつけましょう。

まだいたんかい!
広大野犬恐るべし。