方言に悩む。
現在は北海道で中学教師をしている大学時代の友人から,「国語の授業の一環で生徒が方言調査をしているので」とアンケート回答依頼がありました。
早速回答しようとして,かなり悩みました。
自分の母語は何だ?と。
なぜなら,lionusは千葉と広島で育ち,大学入学後は関西に住んでいるため,標準語と広島弁と関西弁がごっちゃになっているからです。現在の普段の言葉遣いはかなり関西弁だと思うのですが,それでも時々アクセントが混乱し「今,私ヘンな言葉遣いしなかった?」と不安になります。*1仕方がないので,アンケート用紙には以上のこと(言い訳)を長々と書き,回答項目には関西弁と広島弁の2通りの場合に分けて回答してみました。
それにしても。
最近の中学校ではこういうこと(総合学習?)もするんですね。私もしてみたかったです。
特徴的な広島弁
- 「簡単」→「みやすい」(例:この問題みやすい)
- 「ぼーっとする・よそ見をする」→「あきれる」(例:こら,そこ,あきれんさんな)
- 「〜ください(丁寧語)」→「〜つかあさい」(例:教えてつかあさい;お年寄りがよく使い,最近はあまり聞かれない)
- 「〜しちゃった」→「〜なさった」(例:先生が来ちゃった)
- 「こわい・恐ろしい」→「いびせい」(お年寄りは使うが,近年は使われなくなってきている)
- 「鍛える・やっつける」→「しごうする」(例:(ケンカ相手に)おどりゃあ(お前の意)しごうしちゃるで)
- 「疲れた」→「たいぎい」
- 「すねる・おこる」→「はぶてる」(例:そんなにはぶてんさんな)
- 「とても(very)」→「ぶち」(例:ぶちびっくりした)
- 「わたし(女性の一人称)」→「うち」
千葉から広島に移り,びっくりした言葉遣い
- 小学生なのに一人称が「わし」。今まで「僕」と言う友達ばかりだったのでショックでした。
- 全体的なトーンがケンカを売っているかのようなので,当初は怖かったです。
広島から関西に移り,びっくりした言葉遣い
*1:子ども相手に仕事する時,標準語アクセントで喋ると理解されないことがあります。