lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

方向性が揃っていると楽。

幼児教育学科とか,医療福祉系とか,職業にかなり直結しているところで「情報教育」するのはかなり気が楽です。
反対に,全学部対象で,経済学部もいれば社会学部,法学部等々もいる,という状況は難しいです。
同じくワープロ(文章作成)を扱うにも,幼児教育学科では「幼稚園(保育園)の行事お知らせプリント作成」のように,彼ら彼女らの目的意識に沿った課題設定ができ,モチベーションを引き出すことができるように思います。それに,単に操作教育にとどまらず,自分で「行事」を設定し,その仮の設定にしたがって保護者への文言を考えたり,内容に適したレイアウトやイラストを検討するなど,多面的な(情報活用に関わる)活動を引き出すことができます。
一方,特定の学部専攻を想定しない場合は,一般的なビジネス文章の作成など,見本の通り作りましょう。で,こうするためには××を○○して・・・のような型にはまった流れになってしまいがちです。もちろん,そうでない教え方をされているケースも多々あることは承知していますが。*1
以上,前者と後者の違いは,課題に取り組む時に使用しているアプリケーションに如実に表れます。

  • 前者:Word,ブラウザ,ペイント(もしくは何かの画像処理ソフト)
  • 後者:Word

質問のされ方も違います。

  • 前者:これを××したいんですけれど・・・(ポジティブ・前向き)
  • 後者:見本みたいに××できないです・・・(ネガティブ・後ろ向き)

話は少し変わりますが,上記の「後者」ケースで,書式なしテキストのみの文章を配布し,ビジネス文章的体裁に整える課題を出しました。ところが,提出された課題を見ると,レイアウトや書式等はそれなりに整えられているのに,文章内の日付が「2005年X月X日」のように元のテキストの伏字のままでした。何か適当な日付にしているケースはほとんどなく,全滅に近い状態でした。
ワープロ講習会のご案内」なのに,その講習会がいつあるか分からなかったら意味ないじゃん(泣

*1:「自己紹介文作成」や「××への旅行計画を(自分で色々調べて)作成」など。