lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

ASCまわり,徒然。

ASCは入り口であり,長じてMCの示す人物に”なる”のだから,あまり重視するべきではないという考えがあるそうです。*1ASCを重視するのは,世襲や封建的身分制度の強かった時代の考えだということでした。
しかし,人間は環境と無関係に生きてはいませんので,やはりASCまわりというのは軽視できないパワーがあると実感します。

ASCまわりまたは1室に太陽,月,水星など個人的資質を示す感受点があるケース

天秤ASC+太陽,月,水星,金星
親戚の子ども(男の子)です。月のみ蠍で別サインですが,その他は天秤です(合ではない)。めったに会わないので,伝聞情報ですが,すでに天秤風味プレイボーイ資質が発現していそう。例えば,歩き疲れておばあちゃん相手に抱っこをせがむが,もう少しだから頑張って歩こうと言われる。そこで彼は「お腹イタ〜イ」と顔をしかめてしゃがみ込み,悲しげな上目遣いでおばあちゃんに訴えたそうです(当時3歳!)。相手を意識した演技的頭脳プレイ(天秤的)プラス,情に訴える(蠍的)の絶妙なコンビネーションです。天秤のソフトさと蠍の情の深さで,これから女の子を泣かしそうな予感・・・
水瓶ASC+太陽,月,金星,水星
20代前半男性。金星は山羊ですが,太陽・月と合しています。水星も水瓶で1室です。一言でいうと無邪気な”オレ様”です。水瓶サインは革新的,先進的というキーワードで語られますが,個人的には,保守性がその裏には隠れていると思っています。例えば,自分の行動は革新的,先進的であっても,他人の行動については非常に保守的で旧態依然な視点を持つケースがあります。彼は後者が目立つ人で,しばしば好きな女性に”説教”し,恋人候補を通り越して口うるさい父親的存在となってしまう結果,恋が実らないようです。蠍木星のスクエアがあるので,一種の愛嬌はあるものの,寛大さ優しさではなくクドさが印象に残ってしまうのも不利なところでしょう。

ASCにトランスサタニアンが合しているケース

乙女ASC+冥王星
40過ぎ男性。lionus名づけて「不発の核弾頭」。太陽は地のサインですので,基本的には真面目で,安定した環境で生きる人のはずなのですが,「風来坊」という表現がぴったりな人物です。ある時,「ちゃんと安定した職に就いて,結婚して子どもも生まれて,世間一般でいう”幸せ”になったら,反対に”俺これでいいんだろうか?”って考え込んでしまい,むしろ安定を壊す方向に行くのでは・・・」と投げかけてみたら,ものすごい勢いで首を縦に振り納得していました。どこか人生に風穴が開いていないと嫌というか,乱世で元気になる人だと思います。どんな(過酷な)ところでも生きのびていけそうだけれども,普通の人が生きていけるところで生き辛いというか・・・しかしASC冥王星の対向には木星があったり,社会性+目上の人にかわいがられる要素もあります。頭はすごくよい人で,冒頭の「核弾頭」というのはそういう意味を含めています。

*1:ソースは失念。松村潔氏の本だったような。