銀行収益革命
- 作者: 川本裕子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2013/10/01
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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紙の本は2000年発行で、lionusもこちらを読みました。
先日読んだ『ニューヨーク発 大和銀行事件』で、日本の銀行は収益力が低いと何度も出てきたので、そんなにダメなのかい?とぐぐってみたところ、本書が検索上位に出てきたので、読んでみました。
銀行にお勤めされた経験あり、さらにマッキンゼーで金融機関コンサルをされていたとのことで、日本の銀行のここが弱いというところをバシバシと指摘しています。
日本の銀行が収益力を上げて元気でいないと、日本経済も元気にならないよ、公的資金投入されるなんて国民のおんぶにだっこではダメダメ!という危機感で貫かれています。
本書で書かれていたことは、2016年現在そうなっていることが多く*1、近未来への指摘としては非常に精度の高い内容であったのだな、と拝見しました。