内部統制の法的責任に関する研究

内部統制の法的責任に関する研究

他の本を探しているときに、書架で見かけて、前読んだ気がするけれども、もう一回読んでみるか、と借り出したところ、前読んだ本とは違う本でした(笑)。
555ページの結構分厚いハードカバーですが、半分は判決の概要等の「付録」でした。けれども主要な内部統制に係わるものをカバーしているので、その箇所だけでもなかなか役に立つのではないでしょうか。
最近読んだ『内部統制システムの法的展開と実務対応』と内容的にかぶるところも多いですが(そして内容の網羅性・充実度具合もタメを張る)、それぞれの事件(判決)の持つ意味(意義)をざっくりと示しているのが読んでいて参考になりました。こういう事件(判決)があったからこうなった、という流れが見えやすいのがよかったです。