lionusの日記(旧はてなダイアリー)

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不動産の法律知識(日経文庫22)

不動産の法律知識 (日経文庫)

不動産の法律知識 (日経文庫)

「社宅に住んでいるAさん」が自分の将来の「マイホーム」のことに思いめぐらす場面からはじめて,「主として,市民(消費者)が,不動産を購入・売却したり,建物を建築したり,あるいは土地や建物を借りたり,マンションンに住むといった視点から書き起こしてい」る本です。
不動産の売買なんて普段関わりがないので,なかなか参考になりました。中でも,びっくりしたのは,不動産の売買によりAからBに所有権は移転するが,そのことと登記の移転とは無関係であるということです。AがBにある土地を売った=その土地がBの所有であることに争いはないが,登記が全然別の人=Cのまま,というケースもあるということです。一通り読んでみると,不動産を取得するときには事前にあれこれ洗い出しておかないと大変なことになるかも,ということがよく分かります。