極めてバイアスかかった見方ながら。

なぜ、黒髪より茶髪の若者の方が席を譲るのか？〜電車で学ぶイマドキの若者事情【期待編】

 2013年3月から、東京の地下鉄では車内でも全面的に携帯電話の電波が届くようになりました。その結果として、ホームのみならず、車内でも多くのヒトが、携帯電話、特にスマートフォンをいじるようになりました。
 満員電車の中、「座っているヒトが一列全員、スマートフォンに目を向けている」などという光景も珍しくはなくなりました。
 そして、何をやっているかといえば、ゲームやビデオやマンガ（男性）かメール（女性）か、もしくはFacebook やLINEといったSNSなど（男女とも）です。
 でもそんな中でも、電車内で本を読んでいるヒトはまだ、います。私の観察の範囲内では8割が、女性です。読んでいるのは小説か、英語などのスキル・資格系の本。決してマンガやスポーツ紙ではありません。
 また、大型の手帳を出して、スケジュールを確認したり、思いついたことをメモしたりしているのも、ほとんどが女性。
 こんなに性差があると、男性の一員として恥ずかしいくらいですが、やはり、これからの日本を背負っていくのは女性なのだと、思い知らされる瞬間です。

http://diamond.jp/articles/-/56448

 これまでの車内観察上、期待できる若者は以下の層（セグメント）ということになります。
・男性より女性
・中高大生より小学生
・黒髪より茶髪、スポーツ選手

http://diamond.jp/articles/-/56448?page=5

電車内といった統制されていない状況，および観察者が単独ということから，多分にバイアスがかかった観察結果かもしれないということは考慮に入れる必要はあります。
しかし，「男性より女性」というのは結構うなづけるかもしれない・・・と思いました。
今年度春学期に担当した科目の成績評価を先週提出した後，ホームページ作成授業の”優秀作例”の資料をアップデートすべく，今年度春学期の優秀作を5つほどピックアップして資料を作成していて，はたと気が付きました。

この5件とも全部女子じゃん。

以下はlionusの個人的偏見(？)です。
元々，女子の方がコツコツまじめにやる，という傾向が強いので，学校の成績では通常えーかげんでちゃらんぽらんな男子よりも科目成績がよい，というのはうなづけます。
しかし，卒業論文とか，総合力というか構成力がその出来を左右するタスクになると，男子がわけの分からん底力のようなものでぐいぐい期限直前に追い上げてきて，先行していたコツコツ女子を追い抜いてしまう，ということを，ゼミ後輩の指導をしていた頃に時々経験しました。
うん，なるほどな。女子はコツコツコンスタントにやることで安定した品質を出せるという強みがあるし，男子の場合は当たり外れが大きいけれども，当たったらでかい(分散が大きい)というように，男女それぞれに強みがあるのだから，どちらが一方的に優れている，というわけではないんだな，と思っていました。
けれども，近年の個人的印象では，この男子の「当たり外れが大きいけれども，当たったらでかい」という優位点が急激になくなっているような気がするのです。
どーもこれは，所謂「草食系男子」とやらが話題になってきた時期と重なるような気がするのですわ・・・
所謂「草食系男子」って，つまりあれだ，オスのメス化ということだとすると，メス化したオスは本家本元の純粋メスには勝てないというかいまいち劣勢になってしまうというのは，納得できるような・・・
ただし，上記引用記事では「中高大生より小学生」が期待できるとのことなので，現在の小学生男子には期待したいところであります。