lionusの日記(旧はてなダイアリー)

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大学教授がガンになってわかったこと

大学教授がガンになってわかったこと (幻冬舎新書)

大学教授がガンになってわかったこと (幻冬舎新書)

著者の山口先生は日本語学がご専門です。
したがって,「大学教授」だけれども,医療については一般人の率直な視線で時にユーモアも交えながらお書きになっているので,非常に読み易かったです。
ただ,持ち前のリサーチ力と人脈をフルに活かして闘病されている点が「大学教授」ならではかな〜と思いました。
でも,本書のあちこちに出てくる,ヒューリスティックな方法は大学教授でなくても応用可能なところがあり,大病をしたときに参考にすべきポイントが多々あると思います。
ところで,表紙カバーの裏側にある著者近影を拝見して,NHKの爆問学問に出演されていたのでは・・・と思い,ぐぐってみたら,2008年11月11日「日本語って“ヤバい”」の回に出られていたのですね。
http://fuji-san.txt-nifty.com/osusume/2008/11/nhk-3427.html
http://soko-tama.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-721c.html
そうそう。うっすら覚えています。
爆笑問題の太田さんは,(それまでの回で)研究者が女性の場合,どうもノリが悪いのではないかという印象がありました。しかし,この回では山口先生のアグレッシブ上品お嬢なハイテンションさに,太田さんは見事にコロコロコロコロと転がされて,かな〜り盛り上がっていたような記憶があります。
そっか〜あの放送の次の年に,大腸がんと診断されて,この本にあるような闘病をされていたのか〜と感慨深かったです。