ライト、ついてますか―問題発見の人間学/コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学/スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学(しゃかりきに自力頼みで進むことがいつも有効なわけではない。)
『ヒューマンエラーを防ぐ知恵』の中で紹介されていた,
- 作者: ドナルド・C・ゴース,G.M.ワインバーグ,木村泉
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1987/10/25
- メディア: 単行本
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- 作者: G.M.ワインバーグ,木村泉,ジェラルド・M・ワインバーグ
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1990/12/01
- メディア: 単行本
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アメリカンジョーク的というか,寓話的な語り口が迂遠な感じがして読むのが正直苦痛でした。
書名にもなっている「ライト,ついていますか」とトンネルの出口に表示することにしたエピソード*1は,ああそうかと膝を打つような思いで読め,それなりに面白いところはありましたが・・・
しかし同じ著者ということでついでに借りてみた
- 作者: G.M.ワインバーグ,木村泉
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1991/10/01
- メディア: 単行本
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p.254
そして,もっとも大切な一項目はこうだ。
・ほかの人々がすでに学んだことに耳を傾けよう。
さらに私はどうしてももう一項目,ぜひつけ加えておきたい。それはこうだ。
・ほかの人々に,彼らがどんなに利口か示させるようにしよう。
一見簡単にできそうでいて,なかなかできないことですが〜
*1:トンネルに入る前にはライト点灯させて,トンネルを出た後には(昼でライト点灯不要の場合は)必要に応じてライトを消すという動作をドライバーにさせたいという事例。トンネルに入る前にライトを点けさせるためには,トンネルの入口に「注意 前方にトンネルがあります ライトをつけてください」と表示すればよかったが,トンネル出た後もライト点けっぱなしでバッテリー上がりする事例多発。そこで,トンネルの出口に「ライト,ついてますか?」とトンネルの出口に表示することに。ちょっと思い出させてやる方が,ごちゃごちゃいうより有効だ,ということ。