lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

町田樹さん・その4。

町田樹さん・その1。
町田樹さん・その2。
町田樹さん・その3。
ネイタルチャートはこちら(お借りします)
Happy Birdthday☆「最終公演」さいたまワールドで宇宙まで大飛翔な演技を期待しています。

さて,26日からの世界選手権で町田さんがメダルをゲットできるか否が,気になるところですが,占星で”当てもの”をする技術としてはホラリーとか,あるいは某巨大掲示板では競技日時のT月でみる方もいらっしゃるようです。
正直,lionusはそこまでの技術がなくて,敢えてみようとするならばタロット・・・というところですが,折角のお誕生日ですので,来期など少し先の流れなどみてみたいと思います。
占星的には2014年7月半ば過ぎにトランジット木星の獅子イングレスが最大のイベントです。今までの検討から,フィギュアスケートについてはN獅子月がかなり働いているような印象を受けていますが,その獅子月にT月が乗っかることで,本領発揮のイメージが出てきます。ただ,このN獅子月はN蠍冥王星とのスクエア持ちであることが懸念されるのですが,そのN蠍冥王星はN魚太陽とトラインなので,スクエアの持つネガティブな面は消化できる余地は大きいのではないかとは思います。今年のお誕生日で24歳と,そろそろ太陽の年齢域に入っていくので,月スクエア冥王星の天国と地獄の両極端紙一重の恐怖を太陽トライン冥王星の底力でぐっと持ち上げて見る者を心から感動させてしまう,そんな演技ができるような人になれるチャンスである,というイメージです。なお,N太陽トラインN冥王星のラインは,相変わらずT蠍土星が押さえていますから,そのためには2013年春から続けているスケーティング基礎強化の裏付けがなお必要であることも読み取れます。
2015年世界選手権代表選考にも関わる重要な大会である,2014年の日本選手権の日程あたりでNPTチャートを見ると,T木星はN獅子月にヒットしている可能性が高く(出生時間不明なのでタイトかどうかは分かりませんが),「その3」の記事でふれていたP太陽にT牡羊天王星がまたしてもタイトにヒットしています。なかなか,面白い配置です。T土星は蠍の29度であることも意味深かな〜と思ったり。順位がどうかというところまでは言えませんが,2014-2015シーズンに「本領発揮」をして,次の段階に移る前の総仕上げとでもいえる演技が見られるような気がします。
2014-2015年シーズンも活躍することを前提として,2015年の世界選手権(3.23-29@上海)の頃をチェックすると,T土星は射手に移って,町田さんのN魚太陽とスクエアの関係になります。T射手土星とN魚太陽のアスペクトはまだ出来ていませんが,気になるところです。一方,T木星はこの頃も獅子ですので,吉凶混合ではありますね〜
2015-2016シーズンは,T土星のスクエアに加えて,T木星が乙女に入るので,T射手土星を頂点としたN魚太陽,T乙女木星のTスクエアができます。これは吉凶混合というよりは,物事の振れ幅が大きい不安定なイメージが出てきます。以前,来期(2014-2015シーズン)で競技生活を終えるつもりだというコメントがありましたが,その後(ソチ五輪競技終了後),引退時期は明言せず1年1年やっていきたいというコメントに変わったように報道からは読めますが,確かに当初言っておられたように,このシーズンがひとつの区切りになりそうな気がします。つまり,(以前コメントしていたように2014-2015シーズンで引退していなければ)2015-2016シーズンでやめたくなるようなことがあるかもしれないが,そこでやめなければ,もしかすると次のオリンピックシーズン(2017-2018)まで続けてしまえるかもしれない,という(こちらの希望込みの)気がしたりします。
次のオリンピックシーズンは4年後の2017-2018シーズンですが,T木星は蠍で,N魚太陽と(今期と同じく)トラインでよい角度です。また,T山羊冥王星は19度で,N魚太陽とオーブ1度前後でセクスタイル・・・ところで,冥王星の象意は「破壊と再生」,一旦壊して再生する,もしかすると,選手としてではなく,コーチとか振付師といった裏方の立場で,五輪のキスクラで見られるということだったりして・・・という妄想もあったり*1
と,いうのが,ご本人の競技終了後のインタビュー記事の記事で,

――「自分の運命は自分で切り開く」。それを体現しました。

 そう、僕にもできたんだから、後進の人たちも自分次第で何でもできるんだということを分かってほしい。みんなの中にその力はあるんだから、あとは自分次第でどんなことでも成し遂げることができるんだと、僕は後進に伝えたかった。そういうふうに将来を担うスケーターが思ってくれて、頑張ってくれたら、いちスケーターとしてこれ以上の幸せはないです。

――昨シーズンまではそういう気持ちはなかった?

 昨シーズンまでは、自分のことでいっぱいいっぱいでした。今季もそうなんですけど、今後のスケート界とかいろいろなことを考えると、後進の存在はかけがえのないものです。僕もこの五輪を含め、スケートを通してすごく貴重で特別な経験をさせてもらいました。多くのことを学ばせてもらったので、そういう財産を僕の中だけで持っているというのは、これほどもったいないことはない。僕も今後、次世代を担う後進にこの経験や学びを伝えられるような人材になりたいなと強く思います。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/figureskate/all/1314/columndtl/201402220010-spnavi?page=2

後進の育成を担いたい,というような発言があったり,また,チャートにもそのようなことにつながりそうな暗示を見つけたからです。
普段,チャートを読む際にサビアンまで検討することはほとんどないのですが*2,町田さんのN魚太陽のサビアンが,上の発言をそのまま暗示させるようなものだったので,あっと思いました。

魚18度 自分の弟子に教示するマスター

本当の意味で教育や学習をしたいと思うのなら、誰か先生に直接習わなくてはならない。これは口伝などによる教育に関係した度数だ。結果的に、この度数のもち主は、公開できないような特殊な秘密情報などにも通じてきやすいようだ。
(松村潔(1991)『神秘のサビア占星術』p.312)

教育内容及び教育を受けることへの意欲がすべてのクオリティを決めるといえよう。知識が専門的で深いものであれば真のリーダーに成長出来る。
(直居アキラ(1999)『究極のサビアン占星学』p.291)

高度な技術と,そしてその技術を発揮して高度なパフォーマンスをするための心持ちまで含めて個人教授する人。
そういった人になるためにはまずは自分が”マスター”になる必要がある。
もちろん,今の町田さんも,そういった”マスター”であると一般的にいえるだけの力量があるとは思えるのですが(それだけの戦績は残していると思います),今までのチャート解釈の流れからすると,まだもうちょっと足らない。少なくともあと1シーズンはそのための時期であるとも読めます。
とりあえず,この曲が思い浮かんだので貼っておきますw
Hawkwind - Master of the universe

*1:もしこのシーズンまで選手として続けられていたとすれば,なかなかいい結末を見られるともいえますが・・・

*2:サビアンそのものが抽象的な書き方になっており,それをチャートの解釈にどこまで具体的に落とし込めるか,あるいは有用なのかいまいち確信がないため。