「年齢及び世帯員数による調整」ってなんだろう。

データが示す事実「金持ちほどタバコを吸わない」(日経ビジネスネット記事：なぜ禁煙の店は増えないのか 〜もしかして松田聖子と非モテのせい!?〜　より)
このソースが「厚生労働省の平成22年国民健康・栄養調査結果」と分かったので、ネタ元を探して見てみました。
平成22年国民健康・栄養調査報告 結果の概要 p27〜p60(pdf)によると、世帯所得600万円以上の層は、世帯所得600万円未満の層に比べ、現在習慣的に喫煙する割合が小さいそうです(ロジスティック回帰でみているらしい)。
データを抜き出してExcelでグラフを作ってみました。

確かに、年収が高いほどタバコを吸わなさそうです。
しかし、同じ調査の第3部 生活習慣調査の結果 p125〜p172(pdf)を見ると、集計表の値が違っていて、？となりました。
同じくデータを抜き出してグラフを作ってみました。

これだと世帯所得と喫煙習慣の有無との関係はなさそうに見えます。
しかし、このグラフの元にした集計表をよく見ると、
「※年齢及び世帯員数による調整をしていないため，結果の概要の数値とは異なる。」とあり、上の1つ目の結果は「年齢及び世帯員数による調整」後のもののようです。
ふーん。
どんな調整方法なんだろう。