カラスの教科書(カラスヲタク。)
- 作者: 松原始,植木ななせ(カラスくん),松原始(スケッチ)
- 出版社/メーカー: 雷鳥社
- 発売日: 2012/12/19
- メディア: 単行本
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カラスヲタクがカラスイイヨイイヨカワイイシトッテモオモシロインダヨ・・・と,喫茶店でお茶を飲みながら*2語っているのを聞いているような感じでした。
論文では当然客観的に記述しておられるはずですが,カラスについて語る口調には,まるでカラスを人間のように扱っているというか,心を彼らに重ね合わせているような共感性が感じられました。
本書は「教科書」と題されていますが,カラスエッセイであり,それゆえに著者が自由闊達に書いておられるのが最大の魅力でしょう。
ふと大昔に読んだ『ソロモンの指環』を再読したくなりました。