よき経営者の姿(経営学者が説く性弱説。)
- 作者: 伊丹敬之
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
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なお、lionusは内田勝也先生から「性弱説」なる考え方を知りました。
例えば→http://www2.gol.com/users/uchidak/intrnet/intnet02.htm
さて、本書では「経営とは、他人を通して事をなすこと」であり、他人に「何かをしてもらう」ためには、どうしたらいいか、それを考えるためには「性弱説」の考え方をとるべきである、ということです。
p.57-58
組織の中の大多数の人は、ふつうの人である。能力もふつうなら、努力もふつう、感情もふつうにある人々である。それは、「性弱説」で考えたほうがいい人々、といってもいいだろう。「性善なれども弱し」なのである。ついつい易きにつくかもしれないが、でも根は善人が多いのである。
経営学や情報セキュリティだけでなく、様々な局面で使えそうな考え方だと思いました。