統計学が最強の学問である(疫学・生物統計学出身者による統計学のすすめ。)

統計学が最強の学問である

2013年1月発売ですが、私が手にしたのはすでに4刷でしたので売れているのでしょうね。
本書には「一言で言えば」などの「一言」からはじまるフレーズが何度も出てきます。最近はやりの「ビックデータ」とかの言葉に浮足立っているビジネスマンには、統計学やデータマイニングについてざっくりと指南してくれる本書はとても有難い一冊でしょうね。
ビジネスマンでない私にも非常に有難かったです。
各種の統計学的手法を「広義の回帰分析」として捉える見方は、なるほどと思いました。

p169-170
極端な表現をすれば、基礎統計学の教科書は大きく2つに分けられると私は考えている。一方は一般化線形モデルという視点を活かさないためにフィッシャーたちの時代に作られた手法を「別々のもの」として紹介している本、そしてもう一方は「基本的に同じ手法」として俯瞰した形で説明している本である。

今後はこの視点で見てみたいと思います。