lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

生命保険のカラクリ/がん保険のカラクリ(商売っ気入りとしても良心的な本だと思う。)

ネットで生命保険を売る会社、として生保業界にインパクトを与えたライフネット生命の「代表取締役副社長」という立場の著者ですから、商売っ気が入ってないとは決して言えません。そうだとしても生命保険やがん保険(医療保険)といった商品の仕組みを分かりやすく説明しアドバイスしてくれるこの2冊は、一人前の「大人」として読むべき本だと思います。

生命保険のカラクリ (文春新書)

生命保険のカラクリ (文春新書)

生命保険会社が何で利益を得ているのか分かったのがよかったです。利益を出さないと会社として存続できない(倒産したら支払うべき人に保険金を支払えなくなる)から、利益を出すこと自体は悪くないのですが・・・
がん保険のカラクリ (文春新書)

がん保険のカラクリ (文春新書)

がん保険」とタイトルにはありますが、実質的には医療保険について書かれています。
国保等、公的健康保険があるならば恐れることはそれほど多くはないが、その上で民間の医療保険をどうするか、コストとリターンを考える、貯金は「最高の『保険』」であること(利用するのに手数料を取られない、どのような目的にも使えるお金だから)等、参考になりました。