lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

必ずしも4年でなくてもいいのにね。

中国人ほどガツガツしてない誠実な大学生インドネシア人の新卒採用に日本企業が注目する理由

卒業&就活時期はバラバラ!?コネ当たり前!?
インドネシアの新卒採用事情

在学中に就活する学生もいるようですが、卒業試験が終わって、卒業式までのヒマな時間に就活するのがもっとも早いスタートのようです。
大学で特徴的なのは、卒業時期が同じ大学、同じ学部でもバラバラということ。単位の揃った人から卒業するそうです。早く卒業して、かつGPA(成績評価値)3.5以上なら「すごい!えらい!」と評価され、就職に有利のようです。勉強を頑張った人が評価される仕組みですね。

なんかすっきりしてていいなあと思いました。
大学の制度のことには詳しくないので単なる印象ですが、現在の日本の大学は1年を前期・後期とか分けていても、実質通年なのが現状ですよね。東大が秋入学を検討するならば、現在の実質通年状態なのを単に春入学から秋入学にスライドさせるのではなく、もうきちんと半年・半年のセメスター制を実質化するとか、あるいはその半分のクオーターなどモジュール化してしまうくらいでないと秋入学に移行する価値はないのではと上の箇所を読んで思いました。
科目がモジュール化して1年のうちそれぞれの科目を履修できるチャンスを複数回用意し、単位が揃った人から卒業!その後就職活動っていう形になれば、3年生〜4年生の大学生活が一番充実している時期を”シューカツ”ですり減らさなくて済むのではないかと、夢想してしまいます。
また、単位が揃った人から卒業!とすると、じゃあ頑張って2年で卒業するぞ!というインセンティブ(=4年分の学費が必ずしも必要でなくなる)が働きませんかねぇ。
4年間の学費は出せないけれど3年間なら何とか、とか思う場合もあるのではないでしょうか。
それはそれで何らかの弊害は出てくる(単位稼ぎのために”ラクショー”科目に走る傾向に拍車とか?)かもしれませんが・・・
Tせんせいに昨日そのようなことを話したら、「日本の大学は絶対それしない。4年間の学費収入を確保したいからやねん。」と言われてしまいました。
まあそうなんですけどねえ。
でも2年とか3年で卒業させる=飲食店でいう回転早くさせて利益率UPとか、ビンボーだけど優秀な層を取り込むことによる効果とか、誰か試算してくれないかなあ*1

*1:lionusはそういう××の場合の利益や経済効果とかの試算って、どうやったらいいのか皆目見当つかないので。