イラスト・図解 ゼロからはじめてよくわかる多変量解析(数式とグラフで丁寧に説明。)
- 作者: 長谷川勝也
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2004/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
ざっと読んで自分の理解を確認してみました。数式は頭が痛いですが、丁寧な説明だと思います*1。
著者が挙げてられる本書の特徴として、
最初に、データの変動と情報量について明確に定義し、それを用いて、2章以降の手法のしくみを説明しました。
とあり、結構新鮮でした。
ちなみに、本書での「データの変動」は「偏差平方和」*2、「データの情報量」は「各列の「偏差平方和」の和」*3のことです。
*1:一応”ゼロから”と初学者を対象としているものの、これだけでは実際に多変量解析を独力ですることは難しいでしょう。実際にデータを統計ソフトを使って分析することが普通の文系人間にはやさしい方法だと思いますし、著者も統計ソフトを使った実践を勧めておられる。同じ著者による統計ソフトトライアル版付書籍もありますが、その統計ソフト自体は販売終了しています。
*2:各データと平均の差の2乗の総和
*3:各変数の偏差平方和の総和