SPSS事典 BASE編(昔は良さが分からなかったけれど。)
- 作者: 小野寺孝義,山本嘉一郎
- 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本
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単なるHOWTO本と違うのは,それぞれの分析手法を使う際に指定・選択できる各種オプションや設定(総称するとサブメニュー?)について解説されているところです。
例えば,クラスター分析をするにしても,Ward法や重心法など,何がどう違うのか,ほどほどに深入りせず必要簡潔な説明がされていると思います。
本書は2004年出版ですが,出版当時書店店頭で手に取った記憶があります。
その時は,文字ばかり(数式も時々)の内容にううむと思ってそのまま棚に戻してしまったのですが,lionusもそれから少しは進化したのでしょうか,本書の良さ(意義)に気が付きました。
SPSSで統計分析をする際には,デフォルトから設定を適宜変更しないと分析自体できなかったり,”よい”結果が得られなかったりすることがあるため,このように何をいじればどうなるのかヒントを示してくれる本は有り難いです。
なお,最新バージョンのSPSSのBASEには本書出版時には入ってなかった分析手法が加わっているため,新しく加わったものもフォローした類書があるといいなあ(すでにあるのかしら?)と思います。