ラインとスタッフ/企業のなかでどう生きるか/稟議と根回し/統率力(外部環境は激変したかもしれないけど,中の人の意識はそこまで変わってないんじゃないか。)
今やっている研究(仕事)の関係で,企業の「ラインとスタッフ」について知りたくてOPAC検索したら,そのものズバリの本が引っかかったので,早速読みました。→参照:10月7日記事
- 作者: 山田雄一
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 山田雄一
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つまり,いちいち聞くな(俺は忙しいんだ),自分で考えてやれ=「よきにはからえ」という感じです。
欧米の企業は,職務範囲がきっちり決まっているようなので,自分の職務範囲を超えることは判断できないというか,してはいけなく,その場合権限を持つ上司に判断を仰がないといけないはずだから,これは今も昔も日本企業の特徴なのではないかなあと思いました。
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内容はタイトル通りです。
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リーダーシップについて検討し,現場の人向けに著者なりのリーダーとして心掛けるべき指針を示しています。
前述の3冊は,学生や若い社会人向けに分かりやすい明快な記述をされていた印象だったのですが,一転して,「この世を憂う」ような調子のところがあったり,
リーダーシップ研究は長らくされているけれども,結果として出てきた知見はわずかなもので,現職の人は経験的に知っていることだったりするんだよねえ・・・(ため息)
みたいな,(研究者としての著者本人の)無力感や拠り所のなさだけでなく,著者本人の価値観がそのまま開示されたような内容でした。
しかし,それだけに,ある種の真実味が感じられ,ずしりとした読後感がありました。