ユングと共時性 (ユング心理学選書)/日本の殺人(食わず嫌いだったけれどもいつかもしかすると。)
- 作者: イラプロゴフ,河合隼雄,河合幹雄
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1987/08
- メディア: 単行本
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ではなぜこの本を読む気になったのか。
知人のM氏が読書ブログで
- 作者: 河合幹雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: 新書
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こちらの本も面白かったですよ〜数値データを手がかりに,まるで演繹を用いる頭脳派・・・lionusの知る範囲ではシャーロック・ホームズとか,エラリー・クイーンとか・・・探偵のように「日本における殺人」の有り体を追い詰めていくのは,非常に新鮮でした。
lionusは法学には疎いので,法学の人の一般的な考え方というのは分からないのですが,本書の物事の突き詰め方はちょっと異質だな(文系っぽくない)と感じていたところ,まさに,著者の河合幹雄先生は,京大理学部出身の法学者だったのですね。
京大理学部出身で,後に文系研究者。
これって・・・それに,著者プロフィールのお写真を拝見するとあの先生の面影がくっきり・・・と思いつつ,河合幹雄先生の他のご本も読んでみたいなと思い,著者名でOPAC検索したら,お父上の河合隼雄先生との共訳として前者が出てきたわけです。
ざっと目次を見て,「うわっ自分には異次元の話」と思ったので,まず巻末の河合隼雄先生による「解説」から読みました。
その後,本文を読みましたが,lionusのような「素人」の場合,まず「解説」から読んだ方が安全だと思いました。
しかし,それでも,やはり「共時性」というのはよく分からんです。
分からないながらも,自分が「占ってもらう」のではなく,「占う」ことそのものに興味を持つに至った(持ち続けている)理由に筋が通されるような気がしました。ただし,今はどう筋が通るのかは,まだ言語化できません。ただ,自分の中ですとんとお腹に落ちた最初のような気がするだけです。