天然なのか実は確信犯なのか。

某書にて，

人間の五感はすべて対数で成り立っているのではないか，というのが筆者の究極の仮説である。破天荒なのは承知の上だが，専門家からの批判も取り込みつつ，本当かどうかを検証してみたい。

ええええっ。
これって，有名な「ウェーバー・フェヒナーの法則」じゃないのん？
例えば，ちょっと検索して出てきたこんなところ？→http://www.rd.mmtr.or.jp/~bunryu/5kanlog.shtml
全然破天荒じゃないし，それどころか古典的な「知識」なのですが・・・
しかし，この筆者は心理学者ではないので，心理学で既にそのような知見があることをご存じないのは当然かもしれません。
既に読者から何らかの指摘を受けておられるとは思いますが，「心理学にその知見はありますよ！」と叫んでみたい気分です。
でもでも，心理学の素養はない(と思われる)他分野の先生が，ご自身の経験から，このような「究極の仮説」を思いつくに至ったという点では，この先生の鋭さにドキリとしましたね。