lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

Tせんせいは蟹座が心配。

NYでも,どこでも株価の下落がひどいことになっています。
金融危機震源元となったアメリカは,7月4日生まれ(独立記念日)の蟹座(太陽)です。
トランジット冥王星が,もうすぐ山羊座入りしますが,蟹座にとっては対向の星座に冥王星(破壊と再生)の星がくるという,とんでもない状況がやってきます。冥王星のようなマレフィック(凶星)が太陽星座に入ってくることはすなわち困難を意味するので,山羊座は「大変」になる可能性が高いですが,反面,そのネガティブパワーをてこにして何かを成すこともあり得ます。
例えば,先日記事で書いた柔道の石井慧選手(射手太陽)などは,非日常的な冥王星パワーで金メダル獲得という感じです(占星的には)。
しかし,180度や90度といった凶角で凶星(この場合は冥王星)に出会う場合は,ほとんどの場合,ネガティブパワーに圧倒され,利用するどころではないという印象が強いです。
lionusもカーディナルサイン(山羊冥王星に90度になる)にアセンダントを持っているので,それはひとごとではないのですが,太陽星座ではないので,本質的な影響は受けないで済むだろう・・・済んで欲しい・・・と思っています。
話が脱線しました。
問題は山羊冥王星に180度になる蟹座太陽アメリカですね。
山羊座に一旦冥王星が入り,その後射手座に出戻りし,逆行明けて粛々と山羊座に向かって進んでいる現在,このような状況になっているということは,冥王星山羊座入りした後は,じわじわと「アメリカ終了」ということになりそうです。単純に考えれば。
先日,Tせんせいにお会いした際,「蟹座どうなるねん」と尋ねられたので,「冥王星が真反対に来ているのでやばいですね,終了ですね,破壊ですね」と答えたところ,「ええええ〜」と頭を抱えられたので,何事かと思いました。
まあ,つまり株とか色々大変だということらしいです。
lionus猫は何も持ってないから,今のところ実感はありませんが,そういうものを持っておられる方は見る間に含み損が膨らんでゆくわけですから,頭を抱えるしかないのは当然ですね・・・
「蟹座どうなるねん」というのは,以前「アメリカは蟹座生まれ」とlionusが言ったのを覚えておられたので,蟹座=アメリカどうなるねん,ということなのでした。
色々喋っているうちに,蟹座の性質を込みにした将来動向予測の話になりました。
蟹座の特色のひとつとして「攻撃は最大の防御」ということがあります。
冥王星がきたら,それが裏返って「最大の攻撃は防御」→「ひたすら守りに入る」→「モンロー主義」か?と,lionusの口をついて出ました。
さらに,自らに余裕があるときは,蟹座は非常に鷹揚で面倒見の良さ(お節介)を遺憾なく発揮するのですが,その余裕がなくなったり,手元でぬくぬくとさせていた相手に自分の意に沿わない面が見えたとたん,その裏返しで容赦ない攻撃を加えてくるという二面性があります。その性質に「最大の攻撃は防御」を加えると,長らく発揮していた「面倒見・お節介(例:世界各地に軍を派遣など)」を放棄して,「後は知らない」ということになりそうです。
Tせんせいは「でも今の世界でそれ(モンロー主義)はできんやろ」と答えられたのですが,モンロー主義というか,借金帳消し徳政令など言い出しかねないような気もします。ともかく自分を守る,自分さえよければいいという,なりふり構わなくなる可能性も占星的に考えた場合,あり得ます。
本日,「株価下落に“効かない法案”と新自由主義の曲がり角」(田原総一朗の政財界「ここだけの話」)」を読んでいたら,まさにこのような「ともかく自分を守る,自分さえよければいい」という姿勢が,今現在の状況につながったのではないかと思われる記述(以下,特に太字の部分)に出会い,軽く衝撃を受けました。

 しかもその法案*1が歯止めの役割を果たさなかった。
 9月29日に最初の下院での採決のとき、アメリカの政府筋、あるいはエコノミストたちは、これが当然成立すると思っていた。
 ところがアメリカの国民の中では反対があった。やりたい放題に巨額の金をもてあそんだ金融関係者を、苦しい生活を強いられている自分たちが、なぜ助けなければならないのか、という不満があった。
 特に下院は今年の11月に選挙がある。下院議員たちは、この法案を通さなければ大変なことになるとわかっていながら、自分だけは選挙区にいい顔をしようと思って、法案に反対した。自分が反対しても、多くは賛成するから法案は通ると思っていた。
 ところが結果的には周りもそういう議員ばかりだったわけだ。法案が否決されたときは、反対票を投じた議員までもが愕然とした。
 今回やっと法案が通った。しかし歯止めにならない。これからアメリカは懸命に第2弾、第3弾の対策を講じなければならない。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20081009/103781/?P=4

ううううううん。
まあ,野良猫の占星妄言ですから,当たるも当たらぬもなんとやら,ですが・・・

*1:金融安定化法案