「破壊なくして創造はなし」＝冥王星？

柔道の石井、プロ格闘家転身へ＝強化委員長に意志を伝える（時事ドットコム）

　柔道の北京五輪男子１００キロ超級金メダリストの石井慧（２１）＝国士大＝がプロ格闘家に転身することが６日、確実になった。全日本柔道連盟（全柔連）の吉村和郎強化委員長が同日、石井から「総合（格闘技）に行きたい」と伝えられていたことを明らかにした。
　全柔連の競技者規定では柔道以外の格闘技系競技でのプロ活動を禁じており、プロに転向すれば連覇が懸かる２０１２年ロンドン五輪の出場は事実上なくなる。石井は世界団体選手権のあった５日は、プロ転向報道を否定していた。
（中略）
　石井は大阪府出身。０６年、１９歳４カ月の史上最年少で全日本選手権を制覇。今年４月の全日本選手権で２度目の優勝を果たして五輪代表に選ばれ、一気に世界の頂点に上り詰めた。　（了）
（2008/10/06-22:05）

http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2008100600824

以前，石井慧選手の発言がちょっと「ツボった」と日記に書いたことがありますが，柔道にはあまり興味がないのでそのまま関心はフェードアウトしていました。
しかし，北京で金メダルをとって，まだ21歳と若いのに4年後のロンドン五輪を「あきらめ」て，プロ格闘技へ転身するとは何事かと思いました。
いやいや，変わった方ですね・・・
で，占星好きとしてはWikipediaで生年月日を確認し，正午生まれでとりあえずネイタルチャートを作成してみました。
1986年12月19日生まれの射手太陽です。太陽の度数は射手26度で，長らくこのあたりをトランジット冥王星がウロウロしていました。
最近トランジット冥王星の射手から山羊移動の「区切り」が気になっていたので，「また，冥王星！」と思いましたね。
ネイタルの射手太陽には，天王星が合している他は，他の星とのメジャーなアスペクトはありません。
天王星はトリックスター，変人の星ですから，マスコミを通じて伝えられる石井慧選手の人物像にはピッタリです。
天王星は変人といっても，クールに直観的に物事（世界）の構造を串刺しして，その時自分に見えている筋道を突き進みたいだけなので，本人的には大真面目な発言だと思います。
lionusはネイタルで天王星をASCに背負っているので，感覚的に上記のようなことが分かるような気が・・・勝手にしています。
もともとアスペクトの乏しい太陽にトランスサタニアンの天王星が合して，変人気質があるところに，トランジット冥王星がやってきて核爆発を起こしたイメージですね。
100キロ超の階級（最強）で金メダルを獲って帰ったのだから，今後の日本柔道界における前途は洋々だったでしょうに，それをブチ壊して野に下る（プロ格闘技の世界も価値はあると思いますが・・・）のは，まさに「破壊と再生」。
しかしまだ，「破壊」の局面しか見られていないですね。トランジット冥王星は今年11月26日に山羊座に移ってしまいますが，彼はいかに「再生」するのでしょうか。興味深く拝見したいと思います。
ところで，生年月日を確認し，ネイタルチャートを作った後，Wikipediaの記述を読んでいたら，こんな文章がありました。

北京五輪後には「故・橋本真也の『破壊なくして創造はなし』の精神を継いでほしい」との思いから、小川から「真・破壊王」の称号を与えられた。

語句は違いますが，冥王星の象意「破壊と再生」とほぼ同意の称号がすでに与えられていたとは。
占星はだから面白いです。