lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

豪雨と巧妙な偶然。

lionus2008-07-28

写真は,国土交通省 防災情報提供センターサイト内の,リアルタイムレーダーの画像(7月28日14:40)です。
かなり縮小したものの,兵庫県南部から大阪北部に非常に強い雨雲のかたまりが広がっている様子がよく分かります。
本日午前中は某非常勤先@大阪南部に行っていたのですが,帰途の電車の窓から,大阪北部(梅田方面)上空が曇って灰色になっているのに気がつきました。まさにその暗い空の下に向かっているところだったので,これはすごい雨になるだろうな〜,と少々恐れたのですが,その暗い空の地域に入っても雨が降る様子がないので,曇りが続いてくれるかな(だとしたら少しは涼しいかな)とも思いました。
で,暗い空のことは一旦置いといて,午後はlionus本拠地の大学に用事があったので,そこまでのルートをどうしようかなと電車に揺られながらぼんやりと考えていました。
普段なら,
(1)いくつか電車を乗り換えて,大学のふもとの最寄り駅で降り,そこから徒歩かバス(5分程度)を使う
のですが,なぜか本日は,
(2)途中の乗り換え駅で下車し,そこからぐるっと遠回りの路線バス(30分程度)を使う
ことにしました。
(2)にした理由は特段ありません。久し振りに(学部生の時はほぼ毎日乗っていた)バス乗車を楽しんでみたいなと何となく思ったのです。
乗り換え駅で降り,バスターミナルに行くと,ずいぶんと外が暗くなっていました。ちょっと涼しい気もしました。5分ほど待ってバスが来たので乗り込みました。バスが発車してしばらくすると,いきなり滝のように雨が降り始めました。雨だけでなく,かなり強い風と雷も伴っています。台風風味のすごい降りようです。
もし,上記(1)にしていたら,最寄り駅下車に雨の降り始めが重なり,駅前の停留所でバス待ちしている間にずぶ濡れになったはずです。
(2)を選んで雨が降り始める前にタイミング良くバスに乗れてよかったあと思いました。
車内からバスのフロントガラスを見ると,滝のような雨で前方が白く不透明で,ワイパーは「あればまし」程度の視界の悪さでした。あまりの集中豪雨振りに,道路は川のようになっていて,「運転手さん,これから狭い坂道に入るけどしっかりブレーキを利かせて慎重に・・・」という感じの内心不安になるほどでした。
途中の停留所でずぶ濡れのお客を何人か拾いながら,路線バスはゆるゆると曲がりくねった狭い坂道を,何とか普段通り進んでいきました。
もうすぐ大学前に着く頃になっても,風雨と雷の勢いは衰えそうにもないので,バスを降りた後,小ぶりの晴雨兼用日傘しか持っていないlionusはずぶ濡れを覚悟しました。
しかし,大学前の停留所で下車した直後,雨の勢いがぴたっと弱くなり,ほとんど止んでしまいました。
ああ,やっぱり局地短時間の夕立ち雲だったのね,と思っていたら,目的地の建物に入った直後から,また豪雨と雷が復活しました。
lionusは強力夕立ち雲の間隙をぬって歩いていたようです。
おかげさまで,あの風雨の中ほとんど濡れずに済みました。
ちょっと嬉しいですけど,何か運を無駄に使ったような気もしないではありません(笑