lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

乗ったことを証明できない(かも)。

携帯で「遅延証明書」──携帯サイト「鉄道運行情報」で開始

ジェイアール東日本企画は、子会社 時刻表情報サービス運営の携帯サイト「鉄道運行情報」でJR東日本の首都圏主要路線における遅延証明書発行サービスを展開する。開始は6月27日、遅延証明書発行サービスそのものは無料で利用できる。
このサービスは、列車に遅れが生じた場合に発行される遅延証明書を携帯と連携して受け取れるようにするもの。携帯サイトへ遅延証明書データを掲載し、自分の携帯からPCへメールを転送。それを自分でプリントアウトすることで遅延証明書となる仕組み。

JR東のことなので、lionusには直接関係はないですが、へぇ便利だねと思いました。
しかし、疑問に思ったのは、自分の携帯に遅延証明書データを転送して自分でプリントアウトできるならば、当該列車の遅れに”現地で”巻き込まれていなくても、遅延証明書を発行して、遅刻の理由にしたりする”悪用”はされたりしないのかということです。
プレスリリース(PDF)を見たら、

遅延証明書は、7:00〜9:00の間にその路線で発生した最大の遅延時分を証明するものであり、個々の列車の遅延時分を証明するものではありません。また、お客さまがご乗車されたことを証明するものではありません。(太字はlionusによる)

とあり、遅れた列車に乗車したり、現地で列車の遅れの影響に巻き込まれたことを必ずしも「証明」するものではない可能性があります。
従来の紙の遅延証明書なら、とりあえず現地(駅)でしかもらえないはずなので(lionusはその手のものをもらったことがないので想像)、確かな「証明」だと思うのですが、「ケータイ遅延証明書」の取り扱い(入試や大学の定期試験、授業遅刻等のケース)はちょっと考えておかないといけなさそうです。
#ま〜以前の日記で書いた某巨大掲示板ニュー速系スレッド(【関西】列車運行障害情報★85【※情報専用※】→現スレッド)の情報を、授業に遅刻してきた学生さんの言い分の”裏付け”に使うのも、本人が現地で遅延に巻き込まれたことの証明にならないという点では同じではありますが・・・