バスの中から鳴門の渦潮を見る。
松山に行ってきました。松山に行くのは今回が2度目です。
1度目は松山に居る友人Mさんをたずねて、複数人で「押しかけ」たのですが、今回は1人で行ってきました。
神戸三宮から高速バスを使ったのですが、3連休初日の朝ということで、バスは満席でした。
lionusの通路はさんで隣に、中高年グループ(6〜8名くらい?)が陣取っていて、大変にぎやか(和やか)な雰囲気でした。
lionusは1人で黙って座っているので(隣の席にも人は居ましたが知らない人だし)、聞くともなしにそのグループの会話が聞こえてくるのですが、関西人(神戸近辺だけど)の会話はいつ聞いてもレベル高い(面白い)なぁと、改めて感じてしまいました。その会話から2つほどネタを。
どんな関係?
そのグループは男女入り混じった趣味のグループのようでしたが、出発直後ひと悶着が発生していました。
どうも、現地松山で合流する男女2名について問題があったようです。その男性の方は元からの知り合い(メンバー)だが、同行女性については誰も知らない人なのだそうです。幹事役らしき男性がそのことを告げると、女性陣から大ブーイングが。
- そんな、初めての人と一緒の部屋なんていややで、私ら(怒)。
- どんな人かも分からへんのに、なぁ(周囲に同意を求める様子)。
- 私ら4人で部屋で晩喋ろうと思てたのになぁ。
まずは部屋割りでもめているようでした。
大ブーイングにたじろぎながらも、幹事役の男性は、問題の女性はグループの女性メンバーと一緒にせず、10畳の3部屋にそれぞれ女性4名、男性6名、問題の男女1組という割り振りでいくことを告げて何とかなだめていました。*1
しかし、まだ女性陣の不満(不審)はおさまりません。
- そもそも何のつもりかが分からへんのがおかしいわ。
- 常識で考えたら、普通、そんな知らない人をいきなり連れてくるなんてなぁ。
- その女性はどんな関係の人やねん。
- 純粋に○○(←趣味名)がしたいということなんか、それとも愛情を確かめに来てるんか、何のつもりなんかが分からへんから気持ち悪いねん。
一番の問題点は、最後の台詞に表れていることのようでした。
そりゃ気持ち悪いですわな。和気藹々の中高年サークルの中に、ラブラブカップル(?)*2が居たら非常に迷惑でしょう。
結局、どうなったのかは分かりませんが・・・*3
蜜柑の香り。
表題の通り「鳴門の渦潮」をバスの車窓から確認した後は,lionusはうとうとしていました。
上述の中高年グループが賑やかに喋る声でふと目を覚まし,外を見ると,海辺に町や工場らしきものが見えます。
- ほら,あれが大王製紙。もう愛媛に入ってきたんやね。
どうもこの辺りの出身の方がおられたようで,その方による車窓の風景の案内が一時なされていたのですが・・・
- ありゃ,愛媛に入ったら途端にミカンの匂いがしてきたわ。
- ちゃうって。窓の外のミカンが匂うわけないやん。誰か中でミカンを食べてはるんやわ。
- ごめん,僕が食べてます〜(と男性陣のひとり)。
車中で持参したミカンをむいて食べはじめていた男性は,これをきっかけにひと房ずつ後ろの女性陣におすそわけをされていました。
- このミカン甘くておいしいわぁ。
- でも車の中で匂いのするもの食べたらあかんわ。
- はい,匂いのするものは今度から気をつけます〜
以上,何気ないやりとりですが,かけあいの絶妙さは,非関西人には真似ができないと思わされましたです。