何が快楽か(強化子か)。
月1の研究会に参加してきました。書きたいなぁと思いつつ、4月の学期始めでとりまぎれてしまい、この記事を書いているのは1週間後です。
- 惑星運動シミュレーションソフト、欲しいかも(何に使うの?)。
- eラーニングによる数学教育の話は、何度か聴いたような気がしていましたが、実際まとめてきちんと聴いたのはこの日が初めてだったかもしれません。
- そういえば、以前聴いたのは、eラーニングシステム上における数式表示の話でしたね。
- PPTスライド+動画(講師授業ビデオ)→二つを同期させ教材を作る専用ソフトがあって、しかも、エンコードを同時に行っているのでリアル授業終了直後(多分)にファイルが出来上がっているっていうのはスゴイです。*1
- 3つの授業形態それぞれの特徴を表にまとめて列記してあるのが分かりやすかったです。
- eラーニング授業:授業速度は上がるが,繰り返し視聴できるためOK(対面では進度が遅く,対面デジタルスライド授業では板書の手間が省ける分速度が上がるが学生がついていけない・負担大)
- 対面板書授業:リアルタイムな計算過程を見せることができるが,図やグラフの説明が困難
- 対面デジタルスライド授業:図・アニメーションなどを用いた動的な説明が可能だが,リアルタイムな計算過程を見せることが若干困難
- mkawanoさんは次のように書いておられますが、eラーニングで伸びた伸びないは、ベースライン(事前)を測っておかないと明確でないと感じました。
学習形態による学習成果(ようは成績)の違いは、判断が難しいと思う。ただ、eラーニングを使ったときに、成績の分布が平坦というのはなんか気持ち悪い。効果があったともなかったともいえると思う。
http://d.hatena.ne.jp/mkawano/20070409
- eラーニング:学習は学生の自主性に依存するため,個人差(合う合わない)が大、とE先生が発表した横から、Y先生がご自分の学校でのケースをお話されたのが笑えました。つまり、eラーニングシステム上に問題を載せておくと、同じ問題を何度も何度も(十何回も)やる学生と、全くやらない学生に二極分化するというということです。何度もトライする度に点数が上がるのが”快楽”なのかもしれませんね。
- eラーニングシステムで勉強するという行為を強化するための”改善案”として次のようなものが挙げられていたのがちょっと面白かったです。*2
- 2件目の発表は、企業人OBの方が、企業で求められる能力について整理された内容でした。
- イロイロイロイロ書いてあって、普通の世間に馴染みのないlionusには、頭が飽和する内容でした。こんなん大学で出来るわけないじゃんという感じでしたが、新卒学生に求められるものとしては、結局のところ次の2点に集約されるのでしょうか。
- 勉強の仕方を知っているかどうかが問題
- 基礎能力(モチベーション,問題解決能力,コミュニケーション能力)
- 大学の専門は、卒後企業でやることに直結しないということは散々言われていますが、何の分野にしろ、一度真面目に真剣にひとつのことを掘り下げた経験は上記の「基礎能力」を涵養すると思うのです(多分)。
- 研究会後は、居酒屋コースのつもりでしたが、ひょんなことからE先生の運勢について説明する羽目になってしまい、お茶コースに参加しました。
- 最近ミュータブルサイン相手に土星の話ばかりしている気がする・・・
- K谷先生、本当にお久しぶりでした。お忙しい中でも熱血さは損なわれていないようで何よりです。しかし託児サービスの有無については事前に問い合わせ&予約をしておかねばなりませんぞ。
- N先生のリュックサックからは出るわ出るわ新書が。一体何冊持ち歩いておられるのか。
- お茶後に、紀伊国屋でPOPならずビデオで販促されている本を閲覧。学校を「攻撃」する親の存在について、知ってはいましたがこれほど理不尽なケースがあるとは思いませんでした。ひょっとしたら親自身の学校というものへのルサンチマンに「攻撃」の根っこがあるのかも、としばし妄想。
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