lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

まいこといっても舞子でもなく麻衣子でもなく。

上七軒の「寿会」を鑑賞してきました。

  • 最初の演目「お座敷唄」は複数の「唄」を組み合わせているもので,教養のないlionusには歌詞の内容は聴き取れない部分はありながらも,雰囲気は楽しめました。
  • 舞妓さんたちが演ずる「孫悟空」って?!と,どんなものか想像できなかったのですが,それらしい衣装を着て,それらしく演じておられました。学芸会風味でレトロな感じがまたよかったです(学芸会風味といっても悪い意味ではなく,可愛らしいといった意味です;舞台上の動きはさすが美しいと思いました)。
  • 「あやめ浴衣」は芸妓さん2人による演目。舞妓さんの踊りは可愛らしいですが,こちらはしっとりと風流で粋でした。演目内容が季節外れであったのはご愛嬌?
  • 最後の演目「勧進帳」は先ほどの「孫悟空」よりも,どんな風に演じられるかが想像もつかないので,ワクワクしながら幕が上がるのを待っていました。ふたを開けてみると,ふつーの着物を着て芸妓さんが「弁慶」等を演じているのには一瞬違和感を感じましたが,話が進むにつれ,何となく説得力が増し観ていて納得してしまったのは不思議です。
  • 勧進帳」の途中で前の席に座っていたオジサンが,一緒に合わせて歌いはじめたのには怒り心頭。アナタがその唄をよく知っているのはよおく分かったから,黙っていてくれないか,と。後ろから扇子ではたいてやりたかったです。
  • このオジサンについては,後のお茶屋での食事会でも話題になりました。

踊りを鑑賞した後は,「市」というお茶屋*1で舞妓さんを招いての食事会になりました。
どういうシステムかはよく分からないのですが,複数の舞妓さんが複数のお席をまわる形のようで,一人の方がずっと居てくださる訳ではなく,何人かの舞妓さんにちょっとずつ来てもらえました。間近で本物の舞妓さんに会えてお酌などしてもらえたので,こういう場に慣れないlionusは同性ながらドキドキしてしまいました(照
その後は,「小きみ」という小料理屋さんでちょっと一杯。
いや〜,楽しかったです。たまにはこういうのもいいですね。

*1:ちなみに,市まめさんという舞妓さんのブログがあります。