SSS2006
28日まで3日間,SSS2006に参加してきました。
以前,「予備校の研修施設で合宿?」と書いたとおり,会場に宿泊もするつもりだったのですが,色々ありまして,近くに宿をとりそこから通うことにしました。さてどうしようと考えているうちに,ひょんなことから「箱根なら母が行きたい!」とか訳の分からないことになり,lionus母同伴の参加と相成りました(爆*1
おかげさまで,かなりいいホテルに泊まることができましたので,ラクチンでしたが。
シンポジウム全体としては,「濃さ」に圧倒されっぱなしと同時に,「???」なことも多い3日間でした。
- 自分の発表は,ちょっと迷った上でバッサリプレゼンの内容を削ったのですが,それでよかったです(欲張りはいけません)。質問の内容は,崖から突き落とされるようなものは無かったですが,やんわりと根本的なことを尋ねられたので,流石・・・と思いました(参りました;傍目にはそうは見えなかったでしょうが)。データ収集は事前によく考えてしませう>TK先生(苦笑
- ハプニングで聴きたかったパネルが聴講できなかった〜(大泣
- 質問紙で調査して因子分析して「興味・関心・意欲」とかいう因子が抽出されたということのみで,「生徒の学習意欲が上がった」というのはなんともかんとも。事前事後に調査して,事後で当該因子の得点が上がったということから言うならともかく。そしてそのことに誰も疑問を呈さないのはいかに。
- 対応のないt検定は別人どうし(異なる母集団)の検定だからね!
- Y先生はいつも淡々と落ち着いておられる・・・試用版でファイル保存できないというのは辛いですね(涙
- 教科書を完全にデジタル化したら紙の教科書はどうなるのかな?(使われなくてそのまま捨て置き状態?)
- 何で相関係数がマイナスなのに,正の相関があったという結論になるのか。誰か指摘するかと様子を窺っていましたが・・・この会のノリが全然分からないので,「指摘されないのは何かお約束でもあるのか?」「これはもしかして何かの罠か?(←考え過ぎ)」とか思考停止状態で何も聞けませんでした。今回最大の衝撃事でした。
- 文部科学省委託事業「教育の情報化の推進に資する研究」
- 「医療と教育は市場原理を導入すると不都合が起こる分野」,首長の頑張りによって地方自治体間の情報インフラ整備(学校へのLAN導入等)レベルの格差は大きい。民間の力を借りるというのもひとつの方法だが,それだけでは十分でなく限界がある。公の力がやはり必要。
*1:もちろん,SSSそのものにはlionus母は参加しませんが,私が参加している間,ひとりで行きたい処を観光しまくっていたみたいです。