lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

二巡目はいつか来た道。

トランジット土星が自分のネイタル土星と同じ位置に来ることは,「サターン・リターン(土星回帰)」と呼ばれ,西洋占星では重視されています。
こんな本もあるくらいです。

心理的に揺れ動きの大きい30歳前。占星術でもこの時期は「サターン・リターン」の年と呼ばれてとても重要です。サイコセラピーとしての「心理占星学」の枠組をベースに、大事な年をいかに迎えるかを考える新しい占いの本。(amazonのレビューから引用)

29歳頃の女性をターゲットにするとはえらくニッチな本だと思います(笑
中身は読んでいませんが,サターン・リターン時には,自分はどうしたいのか,どうすべきなのか,何が出来て何が出来ないのか等々,一種のアイデンティティの危機を経験するといった視点から書かれている占い本なのだと思います。
自分が生まれて以後,トランジット土星は,自分のネイタル惑星と様々なアスペクトを形成しながら各サインを通り過ぎていき,29年ほどで自分の出生時と同じ位置に戻ってきます(=サターン・リターン)。
つまり,サターン・リターンとは自分のホロスコープ上でトランジット土星が一巡し,ネイタル惑星に対するトランジット土星アスペクトを一通り経験したことを示すのです。
・・・ものすごく乱暴に言えば,「色々経験して大人になる(なった)」ということです。
もちろん,いくら色々経験しても中身はさっぱり大人にならない人もいるでしょうが。