lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

負の相関。

公衆電話が消えてゆく (ITmedia News)

携帯電話に押されて、過去9年間で米国の公衆電話はおよそ半分に減った。汚され、壊され、放置される公衆電話もあるが、まだ必要としている人はいる。

日本でも同様に公衆電話の台数が減少しているのではないかと思い,
総務省 情報通信統計データベース
から以下の統計データを拾いPearsonの相関係数を出してみました。

  • 携帯電話契約数
  • 公衆電話施設数
  • 東・西NTTの加入電話(固定電話)契約数

その結果です。

  • 携帯電話と公衆電話:r=-0.944(p<.001)
  • 携帯電話と加入電話:r=-0.869(p<.001)
  • 公衆電話と加入電話:r=0.851(p<.01)

確かに,携帯電話の数が増えれば増えるほど,公衆電話の数は減っている様子です。また,少し意外だったのは加入電話も同じような傾向でした。学生などのひとり暮らしだと,昔は固定電話を引いていた場合でも,携帯電話で済ますようになっているのかもしれません。