lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

私も知りたい。

Yahoo!検索 - 食べるのに困らない仕事 女
最近のリンク元にありました。
文字通り,女性が(ひとりで)食べるのに困らない程度の収入を得られる仕事を検索されておられたのでしょう。
私も,中学生か高校生の頃に思い立ち,同じようなことを幼いなりに考えた結果,「英語教師」になろうと思って大学に入ったはずなのに,どうしてこんな食うや食わずというか根無し草みたいなことをしているのでせう。
でも,今そこそこの年齢になった自分をみて,中学や高校の先生はかなりの程度で向いていなかったと思います。自分の内面の(あるいは精神の;魂の)安定と自分の知的好奇心を満たすことが人生の第一目標であるという,非常に自己中心的な人間だということにやっと最近気がついたからです。そして,初等・中等教育に携わる人間は,基本的に子ども(自分以外の人間)が好きで興味をもっていないと勤まらないと思うからです。
<中教審>教員免許更新制の導入柱に答申まとめる

中央教育審議会(鳥居泰彦会長)は11日、教員免許更新制の導入を柱とした答申「今後の教員養成・免許制度の在り方について」をまとめ、小坂憲次文部科学相に提出した。文科省は教員免許法改正案の来年の通常国会への提出などを通じて制度改正を進める方針。
答申は、生涯有効だった教員免許の有効期限を10年間とし、期限切れ前の2年間に最低30時間の講習を義務付けた。ただ、勤務実績などで講習が免除になったり、期限切れ後も受講で再取得が可能とするなど、柔軟な運用を示唆した内容になっている。
また、大学の教職課程の改革案として、模擬授業を想定した「教職実践演習(仮称)」の新設を提案。さらに、学校現場での中核的・指導的な教員を養成するため、現職教員や学部卒業生を対象にした2年間の教職大学院制度の創設を提言した。【長尾真輔】
毎日新聞) - 7月11日19時37分更新

現職の先生だけでも10年に1度30時間の講習を受けるとなると,一体どのくらいの人手(お金)が必要になるんでしょうね。(特に公立学校の)現職に対しては公(文科省)がお金を出さないと理屈が通らないですから,どんだけの税金が豆乳,じゃない,投入されることになるのでしょうか。lionusの頭では考えられませんが,もんのすごい金額のはずです。
lionusみたいな免許はあるけど現職に就いていない人間の場合は,免許更新の講習は自腹かなぁ・・・だとしたら何か特別な理由がない限り更新しないですね。
効果は?戸惑う先生免許更新制 10年ごと講習30時間

国際基督教大藤田英典教授(教育社会学)は「教員の資質向上のためなら、現在あるさまざまな研修を充実させることで対応できる」と言う。
藤田教授は「教員の質向上と免許更新制とは全く性質が違う問題」と指摘。「子どもと向き合う時間や教材研究の時間が奪われることだけでなく、身分はく奪という脅しが掛かることで、ますます教職の魅力が低下することが懸念される」と話している。

そもそも免許更新制が議論される時点で,「現在あるさまざまな研修」の存在意義や有用性が否定されているような・・・現職に就いたことがないから,どんな研修が行われているのか分からないですが。更新のための講習と「現在あるさまざまな研修」との整合性はどうなるのかということも気になります。