lionusの日記(旧はてなダイアリー)

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フィギュア世界選手権。

フィギア織田 うれし悔し4位

織田の4位で日本は来年東京での世界選手権出場枠2を確保。トリノ五輪銀のステファン・ランビール(スイス)が通算274・22点で2連覇。(中略)
3連続ジャンプとなる冒頭の3回転半が着氷ミスで単発。予選、SPを通じ、たった1度のミスに焦った。とっさに構成を変えて巻き返したが、これが規定よりも連続ジャンプが多い違反につながり、基礎点7・5点が0点採点となる致命的な減点となった。

殿,初出場で4位はすごい!・・・しかし昨年の日本選手権同様なジャンプ跳び過ぎで減点は大変残念でした。失敗を取り戻そうと途中で内容をアレンジするアグレッシブな姿勢は続けて欲しいので,来シーズンの教訓にして欲しいですね。
織田規定違反!まさかの4位/フィギュア

10位以内に入り、来年の東京大会の日本出場枠「2」を確保したのがせめてもの救い。

日本の2枠獲得で,東京で高橋君と共に表彰台にのぼっていただきたいものです(来年度のことでまだ出場は確定している訳ではありませんが)。
あ〜あ,それにしても関西で男子シングルのTV放送が無かったのは悔しいです。男子はプルシェンコ氏が出場せず,団子混戦状態でかなり面白かった様子なので,観たかったです・・・
一方,女子シングルは意外な結果でした。
村主が自己最高の2位、中野は5位…世界フィギュア

フィギュアスケートの世界選手権最終日は25日、カルガリーで女子のフリーが行われ、ショートプログラム(SP)を終えて2位だった村主章枝(avex)は、フリー2位の演技で通算209・74点とし、銀メダルを獲得した。(中略)
トリノ五輪6位の16歳、キミー・マイズナー(米)が、218・33点でSPまでの3位から逆転優勝を飾った。SPまで首位につけたトリノ五輪銀のサーシャ・コーエン(米)はジャンプ転倒などが響き3位。
初出場の中野友加里早大)は5位、恩田美栄東海学園大職)は11位だった。

荒川さん,スルツカヤさんがいなくて,コーエンさん金メダルチャーンス!と思っていたら,同じアメリカの若手に横から金色のメダルをかっさらわれることになるとは。
女子シングルはTV放送を観れましたが,マイズナーさんはジャンプをぴょんぴょん跳んで,その他の要素にもミスが無かったので点数が出た,という感じで,素人目から観た全体的な印象としてはあまり特筆すべき点はないように思いました。
金と言われればまあそんなものかという感じです。
部分部分で雑なところはありながらも,ロシアのソコロワさん(4位)はさすがベテラン,大人な演技で素敵でした。*1
村主さんに金をとって欲しかったな〜と心情的には思うのですが,新採点とやらのシステムでは,ある程度のところまでは行っても,頭打ちだろうなという気がしました。従来は自分の得意なものをいかに魅せるかということが可能だったが,新採点ではいろいろ出来る器用でミスの無い選手でないと駄目という感じだからです。もちろん,村主さんに技が無いなんてことは決してありませんが,体がどちらかというと硬いようなので,「難しい姿勢」でのスピンやスパイラルで出来ることが限られる様子です。
一方,中野さんは良かったですね。SPでは初の大舞台ながらニコニコ演技していたし,FPではかちかちに緊張しながらも出来ることをきちっとこなして入賞したことは立派です。彼女の売りのドーナツスピンも綺麗でした。
恩田さんは荒川さんの代打で急に出場決まり短い調整期間ながら,きちんと滑れる状態に仕上げてきたのは凄いと思いました。トリノ代表選考に漏れた後,四大陸選手権を辞退するなど,モチベーションを落としていたようですが,今回出場したことで現役続行する意思を固めたそうです。来年度東京の3枠に入れるかどうか微妙ですが,もうひと花咲かせて欲しいですね。

*1:ジャッジの点数が低くて,会場からブーイングが出ていた。