心理学研究法―心を見つめる科学のまなざし (有斐閣アルマ)(副読本ですね。)

心理学研究法―心を見つめる科学のまなざし (有斐閣アルマ)

随分前にタイトル買いして，そのまま置いておいたのをやっと読みました。
周りに実験をする人はいても，自分は実験をしたことがないので，「第2部　実験的研究」の変数の扱いは読んで面白かったです。
全体的に文体は書き物ですが諄諄と説き起こしているので，「判っている人」にはちょっと回りくどい印象かもしれませんが，知らない人にはこれくらいでないと分からないと思います。
でもテキストとして使うには，ちょっと冗長だったり，反対にもう少し濃くして欲しいところが混在しています。しかし参考書がコメント付きで挙げてあるのは便利。*1副読本として*2読んでもらいたい本ですね。

*1:色々言いたいことはまだ他にもあるけど，紙幅が足らないので参考書を読んでねというスタンスなのでしょう。

*2:心理学専攻の学生さんに；STSさんには心理測定法の参考書として薦めたいがかなり荷が重いかも。