風邪ひきました。

今年の冬初めての風邪をひきました。
商売道具の声が出ないのでちょっと大変です。
声が出ないだけでなく全身倦怠感もあるので，どのくらい熱が出ているのか測ってみました。すると，8度7分ほどあり驚きました。8度台というのは高校生の頃出して以来です。自覚的にはものすごくしんどくても，7度台までしか出ないのが常でした。しかし，今回は熱の割りには自覚症状はそうでもありません。声がほとんど出ないのを除けば，大体7割程度の（自覚的な）体調です。
なぜだろうと考えて思いつくのは，漢方などでいう「冷え」が解消されていて，ちゃんと熱を出せるようになったのかもしれません。
アトピーの調子が悪かった頃は，普段からずっと微熱が続き，手先だけが妙に火照る（真冬でも冷たい手すりなどを触ると”気持ちいい”ほど）という症状もありました。lionusがかかっている皮膚科でも，体力があり”カッカしている”人に対する漢方エキスの処方がなされていました。
しかし，ある時ネットサーフィンしていると，漢方（東洋医学）では「冷え」が極まるとその反動として熱を出すと考えることを知りました。
その考えから発展し，lionusは漢方でいう「実証」ではなく実は「虚証」で，冷えが極まって表面上”カッカしている”のかもしれない，と考えるようになりました。
そこで，皮膚科の診察時にそれとな〜く「虚証」的な訴えをしてみたところ，漢方エキスの種類が「実証」的なものから「虚証」に対する処方へと変わっていきました。それとともに1年を通じての微熱や手だけが火照る症状もなくなり，アトピーそのものもかなり改善してきています。
風邪は困りものですが，とりあえず自分は意識しなくても体が頑張って熱を出して治ろうとしている，と考えることにします（笑