lionusの日記(旧はてなダイアリー)

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大学新入生に薦める101冊の本(自分を耕そう。)

大学新入生に薦める101冊の本

大学新入生に薦める101冊の本

見開き2ページで1冊の本の紹介をしています。豪華なデパ地下巡りをしているような,わくわくした気分になれます。

大学進学率が10パーセント以下であった高度経済成長が始まる前の1950年代ならともかく,大学教育がほとんど義務教育のようになった現在では,大学の学部教育は専門家を養成する場所ではありません。(中略)学部の4年間はすべて「教養教育」の場と言ってよいと思います。

「義務教育のよう」は少し言い過ぎかもしれませんが,最終の一文については同意です。

専門家である前に,私たちはリベラルな民主主義社会を担う力をもった「常識ある市民」であるべきだと思います。

そして,めでたく(?)専門家になったとしても,

「専門でないので」という言い方が,無知を正当化する枕詞として用いられるとしたら,たいへん困ったことです。

最終章には「本の買い方選び方」も解説されています。本の目利きの仕方が簡潔に書かれていますが,参考になりました。