lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

日本心理学会1日目。

論文集は重くて持ち歩いていると消耗するので,やはりプログラムをもらっておこうと,「(予約参加で)論文集は来たんですけれど,プログラムだけが来なかったんですよ」と申し訳なさそうな顔(これがポイント;笑)で言うと,スタッフの方が残り少ない残部を探して渡してくれました。お手数おかけしてどうもすみませんでした。なお,当日参加では論文集だけしか渡してくれないそうです。
それにしても,あの論文集,その分厚い重量感で下手したらかなりの「凶器」になりうるのではないかと妄想。

  • 自己概念とかセルフエスティームとか,今まで全然勉強したことがなく,しかも研究分野そのものがすでに高度に洗練されているので,小講演は馬の耳に念仏でした。情けなや〜
  • 一般発表(ポスター発表)の件数は分野の盛衰を如実に表すバロメータですね。
  • 12星座をひとつの基準でランク付け・・・さてどうしたものか。まず男性/女性*1,四元素,3区分とあるから・・・その基準についてまずよく確認しておかねば。
  • 遺伝と環境論争がバックグラウンドにあるのだと確認。>血液型と性格
  • 双生児研究(行動遺伝学)について認識が浅かったと反省。
  • 双子さんたち行動似過ぎ(一致し過ぎ)でこわいです(笑
  • ある状況でどう動くかという,ややこしい聞き方をしないと性格は測れない・・・急がば回れ
  • そりゃあ医師にはかなわないです。心理学者は目に見えないものを一生懸命追求していますが,医師は目に見える「身体」を前提として論を展開しますから,彼らの言うことに説得力があるのは当然かと思います。それがトンデモか否かは別として。
  • おっしゃる通り「行き詰っている」。遺伝子学・脳科学の発展などいろいろなものが「目に見える」ようになった結果,今まで心理学者が追い続けてきたものがどんどんあちらの手に渡っていってしまっています。心理学は古色蒼然とした形骸になるのではないかと恐れています。*2
  • 「2006年,九州の旅・・・」って・・・(どんなベタなコピーやねん;笑)。来年の日心は福岡(主催:九大)なんですね。発表申し込みなど完全web対応計画とか。ホームページはこちら

*1:実際の性別ではなく,男性的なサイン,女性的なサインという分類

*2:学問分野としては残るでしょうが。