脱感作療法?
戦場のPTSDをバーチャル・リアリティーで治療(上)
戦場のPTSDをバーチャル・リアリティーで治療(下)
高解像度のゴーグルとヘッドホンを装着する没入型バーチャル・リアリティー(VR)で心的外傷を負った瞬間に立ち返り、心的外傷後ストレス障害 (PTSD)を克服する治療法が研究されている。イラクやアフガニスタンの戦争を体験した米軍兵士を治療することが目的で、既存の治療法よりも効果を上げているという。
VRで「体験させるだけ」では治療にならないはずなので,不安や緊張を示す生理的指標が一定レベルを超えたらそれ以上にならないような手段をとり何らかのフォローをする,等のもっときめ細やかな手法があるのでしょう。
「既存の治療法」とは一般的な心理療法を指しているのかもしれないけれども,それにはEMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理)は含まれているのでしょうか。
とりあえず,VRによる治療は,EMDRよりは「効く」メカニズムを理屈付けしやすそうですが。
ところで,日本EMDR学会なんていうのがあるんですね。